ちなみに、価格は170万5000円から。「どうしてそんなに安いのか?」と思われたかもしれないが、実は、ロッキー/ライズに採用されたのは、軽自動車、そしてこのAセグメントに求められる性能を満たすことができる、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・プラットフォームの略)と呼ばれる新プラットフォームを採用しているため。もちろん、ロッキー/ライズへの採用にあたっては、クロスオーバーモデルということも含めて、ボディの補強を行い、シャシーチューニングによって質感を大きく高めている。
その乗り味に、クロスオーバーというよりもスポーツハッチバック的な印象を強く受け、さらにスポーティなテイストを強めたハイパフォーマンスモデルがやがてデビューするのではないか? と期待させるほどの、ポテンシャルの高さを感じた。価格、性能、デザイン、すべてにおいて”売れる”要素を備え、つまり、ライバル不在といったことも含めて、まさにアドバンテージだらけの、ロッキー/ライズ。こうなってくると、売れるだけではなく、どこまでヒットするのか、それもまたひとつの見どころだ
ロッキー/ライズのボディとインテリアをチェック(写真7枚)
文/吉田直志 写真/柳田由人 編集/iconic