自宅でカシミアニットを洗ってみよう!
結果は上々。ただしリスクもあるため、あくまでも自己責任で。
今回は無事、トラブルなく手洗いすることができたが、編み方や素材によっては、やはりリスクも否めない。デリケートな素材の場合は、クリーニングに出すのが無難だ。
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構成・文/小曽根広光
今回は無事、トラブルなく手洗いすることができたが、編み方や素材によっては、やはりリスクも否めない。デリケートな素材の場合は、クリーニングに出すのが無難だ。
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構成・文/小曽根広光
こちらが洗濯前の状態
カシミア100パーセントのニット。フワフワの肌触りを損なわず、手洗いすることができるのだろうか?
まずは40℃のぬるま湯を用意
汚れを落とすためにはお湯で洗うのが効果的。とはいえ熱すぎる湯温は素材を傷めてしまうので、40℃程度が適温だ。
お湯を満たした桶の中にやさしくニットを浸す
桶の中に40℃のお湯をたっぷりと入れ、その中に畳んだ状態のニットをやさしく浸す。
洗うのはシャンプーとコンディショナーで
カシミア用シャンプーも販売されているが、今回は家庭用のシャンプーとコンディショナーで洗ってみる。カシミアも人の髪も基本的には同じ“毛”のため、これでケアできるのだ。
まずはシャンプーをお湯に溶かす
湯の中にシャンプーを溶かし入れる。
やさしく押し洗い
ニットの形を崩さないよう、30回くらい押すようにして洗う。ゴシゴシ洗うと縮みの原因になってしまうため、やさしく押して汚れを浮かび上がらせる。
やさしくすすぐ
お湯を入れ替え、泡が出なくなるまでやさしくすすぐ。このときもできるだけニットを動かさず、軽く押すような感じですすいでいく。
冷水に変えてすすぐ
すすぎ終わったらお湯を一度捨て、今度は冷水で軽くすすぐ。こうすることでカシミアのスケール(毛の表面を覆うウロコのようなもの)が閉じて繊維が絡みにくくなるため、縮みや変形を防ぐことができるのだ。
再びぬるま湯に浸し、コンディショナーで仕上げ
髪を洗うときと同じ要領で、コンディショナーをかけると仕上がりの風合いがよくなる。40℃のぬるま湯に溶かして……
再び軽く押し洗い
軽く押しながらコンディショナーをなじませていく。10回程度押し洗いしたら、お湯を変えて軽くすすぐ。
桶のヘリに押し当てて水気を切る
水気を切るときは、絞るのは絶対NG。できるだけ形を崩さないようにして、桶のヘリに押し当てるようにして行う。
ネットに入れて軽く脱水
洗濯ネットに入れ、洗濯機で脱水にかける。あくまで軽く、回り始めてから30秒程度が目安。
平置きで干せば完成
干す時はハンガーにかけず平置きがベター。写真のような平干しネットがあると便利だ。
さて、仕上がりのほどは?
こちらが洗い上がり後。心配していた縮みや型崩れは起こらず、すっきりと仕上がった。シャンプーの香りもほんのり漂って、なんとも気持ちいい感じ。
ふんわりした風合いもキープ
コンディショナーが効いているのか、ふんわりとした肌触りも保たれている。
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