黒時計でストイックな男らしさが一層際立つ
2000年に登場したシャネルのフルセラミックウォッチ「J12」の大ヒット以降、文字盤、ケース、ブレスをすべてブラックで統一したモデルが時計界の一大トレンドとなっている。最近では老舗の名門ブランドも続々このジャンルに参入。見慣れた定番モデルもオールブラックとなるとぐっとモードでスポーティな雰囲気を醸し出すのが面白い。実際にオールブラック時計は、デザイナーズ系のようなちょっとエッジの効いた服、あるいはスポーツMIXなスタイルと抜群の相性を見せる。
逆に言えばクラシックなスタイルを好むコンサバ派だと、この手の時計はあまり縁のないものと考えるかもしれない。が、それは早計というもの。今季流行りの黒白チェックのジャケットに、オールブラック時計は図ったかのように調和。メイン写真のように全身モノトーンでコーディネートすれば、ストイックな男らしさが際立ち、一層クールな印象となるのだ。モードなオールブラックをあえてコンサバにこなす型破りスタイル、是非ものにしてほしい。
「型破り」ではない「基本コーデ」は?
エッジィな装いに
合わせるのが王道
外装を黒で統一した時計は精悍さが高まるだけでなく、どこかモードなニュアンスも生じる。ゆえにデザイナーズ系のエッジの効いた服と馴染みがいい。その場合黒を主体にコーデすると最もしっくりまとまるが、写真のようにビビッドなカラーを用いても黒の魔力で引き締めてくれる。
ニット2万3600円/カントリー オブ オリジン(シップス 銀座店) シャツ2万7000円/バグッタ(トレメッツォ) パンツ3万2000円/ボレリオ、靴3万6000円/ポルペッタ(以上ビームス 六本木ヒルズ)
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX2019年12月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)