肩を回転させながら、右ヒジを曲げていく
クラブを最適なトップ・ポジションに持っていくためには、肩の回転と同時に右ヒジの折り曲げが必要になります。肩の回転が少ないとパターン1のようになり、右ヒジの折り曲げのタイミングが遅いとパターン2のようなスイングになってしまいます。
テークバックで手が腰の位置まで上がったときには、すでに肩が40度ほど回転していて、右ヒジが少し曲がり始めているのが正解です。これによってクラブヘッドが自然と上昇して、ヘッドの重さによって意識しなくても手首がコッキングされていきます。
肩の回転とともに右ヒジを曲げていきますが、トップの位置で右ヒジを曲げすぎないようにしましょう。右ヒジで作る角度は、およそ80度でオッケーです。それ以上になると、オーバースイングにもなりやすいので注意しましょう。
トップまでの右ヒジの曲げ方をチェック!
この正しい右ヒジの使い方を覚えれば、プロのようなトップ・オブ・スイングになるはずです。根気よく球を打たずに、アドレスからトップの位置までの練習をしてみてください。
トップまでの正しい右ヒジの使い方を正面からチェック!
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奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市都筑区にあるヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、弾道計測器フライトスコープ、3DモーションキャプチャーGEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。
http://www.nobby-tech.co.jp/swinggear/
文/鶴原弘高