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「イアンノット」は本当にほどけないのか、実際に歩いて検証!
甲高のせいか歩き方のせいか、一般的な蝶結びではいくらきつく紐を結んでも、1時間も歩くとほどけてきてしまうのが筆者の悩み。ちなみに革靴の靴紐には大きく分けて「平紐」「丸紐」「編み紐」の3種類があるが、摩擦の関係で平紐よりも丸紐のほうがほどけやすく、編み紐はさらにほどけやすいという印象だ。そこで、3種類の紐でそれぞれイアンノットを結び、実際に歩いてみた。
【レポート1】平紐の場合
もともと比較的ほどけにくい平紐でイアンノットを結ぶと、その効果はてきめん! 一日中歩き回ったが、一度もほどけることなく過ごすことができた。写真は夜、帰宅してから撮影したもの。結び目がまったく緩んでいないことがわかるだろう。ちなみに、ほどくときは普通の蝶結びと同様、紐の先を引っぱるだけで簡単にほどくことができる。
【レポート2】丸紐の場合
平紐に比べて摩擦が少ないせいでほどけやすい丸紐。イアンノットを結んで出かけたところ、しばらくの間は紐がほどけることなく快適。しかし歩き始めて1時間ほど経ったところでふと足元を見てみると、写真のようにかなり緩んでしまっていた。一応歩行に支障はないが、なんだか微妙に気持ち悪い感じ。とはいえ、普通の蝶結びよりはかなりほどけにくいという印象だった。
【レポート3】編み紐の場合
最後に、一番手強そうな編み紐でイアンノットを実践。が、結果はご覧のとおり。数十分歩いただけで、片方の靴紐がほどけてしまった。結び直して再度歩き出すも、しばらくするとほどけてしまう。普通の蝶結びよりは幾分マシではあるものの、イアンノットの効果が十分に発揮できたとは言い難い。
というわけで、イアンノットは確かに革靴にも有効ではあったが、編み紐に関しては完全に問題を解決することができなかった。しかし、諦めるのはまだ早い。さらに紐をほどけにくくする秘密兵器があるのだ! その全容は次回お届けしよう。
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構成・文/小曽根広光