【EDWARD GREEN / エドワード グリーン】
キャンバスコンビのレトロ顔
ウイングチップのデザインもさることながら、甲部分をキャンバスに切り替えた素材使いが印象的。古き良きカントリームードが漂う一足だ。履きジワの入り方も独特で、経年変化も楽しみ。ラストは定番の「202」を採用。15万6000円(エドワード グリーン 銀座)
【DUCAL / デュカル】
技ありの切り替えで際立つ色気
蝶のようなX字型にアッパーをカットし、ブルーのタンが覗くようデザインされた1アイレット。縁に添えられた穴飾りとも相まって色気たっぷりだ。真っ赤なライニングで脱いだときも目を惹く。8万3000円(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店)
【FERRANTE×ÉDIFICE / フェランテ×エディフィス】
ベルジャンシューズの意匠を踏襲
ローファー作りに定評あるブランドだが、こちらは裏無しの一枚仕立てで、ベルジャンシューズのようなソフトソールを装着。今年旬の黒スエードに、小ぶりのラウンドバックルが上品な艶やかさを添えているあたりも心憎い。3万9000円(エディフィス 新宿)
【LOTTUSSE / ロトゥセ】
都会的配色でカントリー靴を一新
ボリュームあるラウンドトウのウイングチップだが、張り出しすぎないコバや紺×黒の都会的配色によりモダンさが光る。紺の部分は職人が手で色を入れていて、味のあるアンティーク調のムラ感が魅力的だ。7万4000円(横浜髙島屋 6階 シューメゾン オム)
【HESCHUNG / エシュン】
定番作をモノトーンでアップデート
ブランドを代表するUチップブーツ。グレインレザーとスエードを同系色で切り替え、クールな表情に。ノルウィージャン製法による太いステッチがアクセントとして効きつつ、ソール自体は薄めなのも好バランスだ。9万2000円(トレーディングポスト 青山本店)
【EDHÈN MILANO / エデン ミラノ】
バックル×ローファーという新機軸
ミラノ発の新鋭ブランドは、ローファーにモンクストラップのようなバックルをあしらったデザインがアイコン。イタリアらしくスマートな印象だが、シェイプは英国靴を思わせるクラシックなラウンドトウ。この塩梅も今どきだ。7万5000円(シップス 銀座店)
【CROCKETT & JONES / クロケット&ジョーンズ】
ドレスの王道をあえてカジュアルに
トラディショナルなラウンドトウの黒ストレートチップに、あえて武骨なダイナイトソールを装着した「エクセター3」。さらにアッパーをスコッチグレインレザーとすることで、ドレス靴の王道を新鮮なカジュアル靴に転化させている。7万9000円(フレーム)
【GAZIANO & GIRLING / ガジアーノ&ガーリング】
レーザーカットで魅せる繊細な意匠
「シナトラ」と名付けられたモデルは、ホールカットにレーザーで施された複雑な意匠がユニーク。エスニックな雰囲気も漂わせているのが面白い。スリムなスクエアトウゆえ、クラシックスーツの遊びに効かせたい一足だ。23万円(トレーディングポスト青山本店)
【ALDEN / オールデン】
人気レザーを贅沢に2種盛り
シェルコードバンの中でも特に人気の高い「#8」カラーと、これまた定番の型押しの革「アルパインカーフ」をコンビにしたビームス別注。トラッドなサドルシューズのデザインも旬度を盛り上げている。モディファイドラスト。10万円(ビームス 六本木ヒルズ)
【MAGNANNI / マグナーニ】
魅せるクラフツマンシップを満載
ウエスト部分のソールを上に引き伸ばした「オパンカ製法」が印象的。さらに外側半分だけ素材を切り替えたダブルモンクやアンティーク調カラーのレザーなど、様々なクラフツマンシップが凝縮されている。見ていて楽しい一足だ。6万6000円(オークニジャパン)
【CALMANTHOLOGY / カルマンソロジー】
ウエスタンの意匠をスリッポンに
フォーマルなオペラパンプスに、ウエスタンブーツを思わせる意匠を組み合わせた一足。ブランド初のマッケイ製法を採用した「カットシューズ」ラインだ。ターコイズブルーに塗られたソールがブランドのアイデンティティを主張。5万8000円(カルマンソロジー)
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