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解説をするルシェAGに在籍する唯一の日本人デザイナーである山下周一氏
992型911のお披露目となった会場では、ポルシェAGに在籍する唯一の日本人デザイナーである山下周一氏がデザインについてのプレゼンを行った。受け継ぐべきものを受け継ぎ、新しいものを生み出す難しさについても語られた。

発表会には、ポルシェAGに在籍する唯一の日本人エクステリアデザイナー、山下周一氏が来日し、新型911のデザインについて解説した。

ポルシェ 新型911カレラ
1964年から製造が続けられているスポーツカーの定番、911シリーズ。エンジンが空冷から水冷になり、様々な進化を続けてきたがデザインコンセプトは常にぶれない。

新型のデザインの狙いは「911をさらにスポーティに、さらに力強く、さらにモダンにすること」で、サイドビューは特徴的なウインドウグラフィックスによって、紛うことなき911のシルエットを実現している。

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インテリアのデザインもエクステリア同様、911シリーズの流れを組みつつ進化。特に992型は1970年代に発売されたタイプ930と呼ばれるモデルのデザインを参考に作られている。

またエクステリアデザインにおいて、「リアのデザインはもっとも挑戦しがいのあるパートで、分割線のない一体型のリアランプは新型の最大の見せ場」と話す。

インテリアのポイントについては、タイプ996以来、新しいテクノロジーを取り入れた縦型のセンターコンソールを強調したものになっていたが、「992では新しい素材や最新の技術を用いながら、原点に立ち返り水平基調になったこと」だという。これは初代911のインテリアデザインを彷彿とさせるものだ。

新型911のデザインテーマは「伝統と革新の融合」、そしてキャッチコピーは”Timeless Machine”。タイムレスとは”時代に左右されない”という意味を込めたものというが、911は時代を超えて進化を続ける、ある意味では”タイムマシーン”と言えるのかもしれない。

後席を備えているのも911シリーズの変わらない伝統。大人が座るには少々厳しいスペースだが、ちょっとした小物を置くなど、実は使い勝手も良く便利。

後席を備えているのも911シリーズの変わらない伝統。大人が座るには少々厳しいスペースだが、ちょっとした小物を置くなど、実は使い勝手も良く便利。

911シリーズとしては初めて採用する8速のPDF(2ペダルMT)を採用。MTモデルがどのように発売されるのかにも注目が集まる。

911シリーズとしては初めて採用する8速のPDF(2ペダルMT)を採用。MTモデルがどのように発売されるのかにも注目が集まる。

「最新が最良」と呼ばれる911シリーズ。992型でも運転支援、安全システムといった多くの最新デバイスをリファイン。任意で様々な設定の走りを楽しむことができる。

「最新が最良」と呼ばれる911シリーズ。992型でも運転支援、安全システムといった多くの最新デバイスをリファイン。任意で様々な設定の走りを楽しむことができる。

992型の大きな特徴が横一線になったテールランプ。代々こうして911らしさを損ねないように、様々なデザイン的な仕掛けが行われてきた。

992型の大きな特徴が横一線になったテールランプ。代々こうして911らしさを損ねないように、様々なデザイン的な仕掛けが行われてきた。

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