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アフターパーティも、来場者の皆様とビスポークトークで盛り上がった!

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白熱したシンポジウムの後のアフターパーティでは、かなり来場者の皆様も職人さんたちの作品を実際に手にとってみたり、職人さんたちとトークしたり……と、思い思いのトークを繰り広げて盛り上がった。

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会場でふるまわれたのは、「Contadi Castardi」のフランチャコルタ・ブリュット。コンタディ・カスタルディは、フランチャコルタの中でも最強の作り手のひとつとされるべラヴィスタのオーナーが、フランチャコルタをよりカジュアルに楽しんで欲しいという想いで1991年に設立したブランド。こちらのブリュットはシャルドネ80%+ピノ・ネロ10%、ピノ・ビアンコ10%で、なめらかで親しみやすい味わい。
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『Sartoria Italiana』はじめ、長谷川喜美氏の著書も多数展示された。
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今回のシンポジウムのスポンサーである、シャツ生地メーカー「トーマス・メイソン」のファブリックも展示された。
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最高級綿「ギザ87」の原綿なども展示。

アフターパーティの様子(写真16枚)



撮影/岡田ナツ子 文/小曽根広光

<b>Simon Crompton(サイモン・クロンプトン)</b><br />オックスフォード大学トリニティカレッジを卒業後、出版社で政治、経済、法律などを専門とするジャーナリストとして勤務。趣味で始めたブログ「PERMANENT STYLE」が評判を呼び、ビスポークを中心としたクラシックなメンズウェアに関する著述で名声を獲得。現在はオンラインショッピングなども含む複合デジタルメディアとして世界的に認知されている。

Simon Crompton(サイモン・クロンプトン)
オックスフォード大学トリニティカレッジを卒業後、出版社で政治、経済、法律などを専門とするジャーナリストとして勤務。趣味で始めたブログ「PERMANENT STYLE」が評判を呼び、ビスポークを中心としたクラシックなメンズウェアに関する著述で名声を獲得。現在はオンラインショッピングなども含む複合デジタルメディアとして世界的に認知されている。

<b>上木規至</b><br />リングヂャケットでテーラリングを学んだのち、修業のためナポリで約3年半を過ごす。最初にダル クォーレ、次にアントニオ パスカリエッロと2つのテーラーで昼夜を問わず懸命に働き続け、サルトとしての技を磨く。2008年に帰国後、師匠パスカリエッロが上木氏に付けたニックネームにあやかって「サルトリア チッチオ」として創業。しばらくはタイ ユア タイ 青山(現在は閉店)内に工房を構えて活動していたが、2015年、満を持して自らのテーラーを開く。今、日本で最も注目されるテーラーの一人。

上木規至
リングヂャケットでテーラリングを学んだのち、修業のためナポリで約3年半を過ごす。最初にダル クォーレ、次にアントニオ パスカリエッロと2つのテーラーで昼夜を問わず懸命に働き続け、サルトとしての技を磨く。2008年に帰国後、師匠パスカリエッロが上木氏に付けたニックネームにあやかって「サルトリア チッチオ」として創業。しばらくはタイ ユア タイ 青山(現在は閉店)内に工房を構えて活動していたが、2015年、満を持して自らのテーラーを開く。今、日本で最も注目されるテーラーの一人。

<b>福田洋平</b><br />19歳で英国に渡り、靴職業訓練学校トレシャムインスティテュートに入学。当初は気軽な気持ちだったが、靴の博物館で偶然目にした100年前のヴィンテージ靴を見て衝撃を受け、靴作りの道にのめり込む。当地で技術が認められ、ジョージ クレバリーやエドワード グリーン、ガジアーノ&ガーリングのアウトワーカーとして活躍。2008年に帰国し、自身のブランド「ヨウヘイ フクダ」をスタート。フランス、アメリカ、シンガポール、香港など世界各国の靴好きが福田氏の靴を求めて来店している。

福田洋平
19歳で英国に渡り、靴職業訓練学校トレシャムインスティテュートに入学。当初は気軽な気持ちだったが、靴の博物館で偶然目にした100年前のヴィンテージ靴を見て衝撃を受け、靴作りの道にのめり込む。当地で技術が認められ、ジョージ クレバリーやエドワード グリーン、ガジアーノ&ガーリングのアウトワーカーとして活躍。2008年に帰国し、自身のブランド「ヨウヘイ フクダ」をスタート。フランス、アメリカ、シンガポール、香港など世界各国の靴好きが福田氏の靴を求めて来店している。

<b>山神正則</b><br />祖父の影響で幼少時からシャツに興味をもち、独学でシャツ作りをスタート。様々なブランドのシャツを解体して研究する一方、ジャケットのパターンメイキングや人体工学の知識なども学び、応用して独自のスタイルを確立する。2011年よりストラスブルゴと契約し、福岡店でシャツ職人として活躍。2015年、ストラスブルゴ南青山店3階に「ハウステイラーズラボ」がオープンしたのを機に東京へ拠点を移す。日本ではまだ数少ないシャツ職人の道を切り開く挑戦者。

山神正則
祖父の影響で幼少時からシャツに興味をもち、独学でシャツ作りをスタート。様々なブランドのシャツを解体して研究する一方、ジャケットのパターンメイキングや人体工学の知識なども学び、応用して独自のスタイルを確立する。2011年よりストラスブルゴと契約し、福岡店でシャツ職人として活躍。2015年、ストラスブルゴ南青山店3階に「ハウステイラーズラボ」がオープンしたのを機に東京へ拠点を移す。日本ではまだ数少ないシャツ職人の道を切り開く挑戦者。

<b>鴨志田康人</b><br />創業メンバーとしてユナイテッドアローズに参画し、クリエイティブディレクターとして長年にわたり活躍。2007年には自身のブランド「カモシタ ユナイテッドアローズ」を立ち上げ、ピッティ ウォモにも出展する。2018年からはフリーランスとなり、クリエイティブ アドヴァイザーとして引き続きユナイテッドアローズに関わりつつ、今季からはポール・スチュアートのディレクションも務めるなどいっそう活躍の場を拡大。世界的なウェルドレッサーとしても知られ、国籍・世代を超えたクラシック好きのヒーローとして羨望を集める。

鴨志田康人
創業メンバーとしてユナイテッドアローズに参画し、クリエイティブディレクターとして長年にわたり活躍。2007年には自身のブランド「カモシタ ユナイテッドアローズ」を立ち上げ、ピッティ ウォモにも出展する。2018年からはフリーランスとなり、クリエイティブ アドヴァイザーとして引き続きユナイテッドアローズに関わりつつ、今季からはポール・スチュアートのディレクションも務めるなどいっそう活躍の場を拡大。世界的なウェルドレッサーとしても知られ、国籍・世代を超えたクラシック好きのヒーローとして羨望を集める。

<b>鏡 陽介</b><br />父親の仕事の都合により、幼少期をイギリスとアメリカで過ごす。大学卒業後、2002年に伊勢丹(現三越伊勢丹)に入社し、様々なテーラーリングブランドを扱う紳士服部門に配属。その後、鞄・雑貨部門でバイヤーを務めたのちに紳士服部門へ戻り、オーダーに特化した売り場を企画・先導して大躍進に導く。2018年には日本橋三越本店に異動し、同様の企画を推進中。世界のビスポークテーラーだけでなく、ファブリックメーカーやそのエージェントとも太いパイプを持ち、今までには不可能だった様々な新プロジェクトを連発している。

鏡 陽介
父親の仕事の都合により、幼少期をイギリスとアメリカで過ごす。大学卒業後、2002年に伊勢丹(現三越伊勢丹)に入社し、様々なテーラーリングブランドを扱う紳士服部門に配属。その後、鞄・雑貨部門でバイヤーを務めたのちに紳士服部門へ戻り、オーダーに特化した売り場を企画・先導して大躍進に導く。2018年には日本橋三越本店に異動し、同様の企画を推進中。世界のビスポークテーラーだけでなく、ファブリックメーカーやそのエージェントとも太いパイプを持ち、今までには不可能だった様々な新プロジェクトを連発している。

<b>平澤香苗</b><br />『Begin』『MEN’S EX』編集部を経て、2018年より『MEN’S EX ONLINE』編集長を務める。ピッティにはここ10年以上ほぼ欠かさず赴き、当地に集まる世界のファッション業界人と交流。サイモン・クロンプトン氏とは2018年にフィレンツェで行われた第一回シンポジウムの際に出会い、その後、香港取材の際に再会し取材。折しも当時は東京シンポジウムの企画段階で、直後にクロンプトン氏から出演オファーを受けて今回参加となった。

平澤香苗
『Begin』『MEN’S EX』編集部を経て、2018年より『MEN’S EX ONLINE』編集長を務める。ピッティにはここ10年以上ほぼ欠かさず赴き、当地に集まる世界のファッション業界人と交流。サイモン・クロンプトン氏とは2018年にフィレンツェで行われた第一回シンポジウムの際に出会い、その後、香港取材の際に再会し取材。折しも当時は東京シンポジウムの企画段階で、直後にクロンプトン氏から出演オファーを受けて今回参加となった。

<b>長谷川喜美</b><br />クラシックメンズウェアに深い造詣をもつジャーナリスト。『サヴィル・ロウ』『サルトリア・イタリアーナ』『ビスポークスタイル』など、ビスポークウェアやシューズに関する多数の著作をもつほか、ジェレミー・ハケット著『MR CLASSIC YESTERDAY & TOMORROW』では翻訳も担当。堪能な語学を活かして海外の様々なアトリエやファクトリーを直接取材し、様々な雑誌にも寄稿するほか、ヴィターレ・バルベリス・カノニコの日本・韓国・香港におけるPRアンバサダーも務める。(c)Ko Tuchiya

長谷川喜美
クラシックメンズウェアに深い造詣をもつジャーナリスト。『サヴィル・ロウ』『サルトリア・イタリアーナ』『ビスポークスタイル』など、ビスポークウェアやシューズに関する多数の著作をもつほか、ジェレミー・ハケット著『MR CLASSIC YESTERDAY & TOMORROW』では翻訳も担当。堪能な語学を活かして海外の様々なアトリエやファクトリーを直接取材し、様々な雑誌にも寄稿するほか、ヴィターレ・バルベリス・カノニコの日本・韓国・香港におけるPRアンバサダーも務める。(c)Ko Tuchiya

<b>Ciccioのビスポークスーツ</b><br />ナポリで学んだ軽く柔らかな仕立てと上木氏独自の美意識を融合させて生まれたチッチオのスタイルは、色気と端正さを併せ持った都会的洗練に溢れている。上木氏が最もこだわっている点が肩?上襟にかけてのノボリ。山のように美しいラインを描くショルダーラインは写真でもわかるとおりだが、実際に着用したときのフィット感も格別だ。

Ciccioのビスポークスーツ
ナポリで学んだ軽く柔らかな仕立てと上木氏独自の美意識を融合させて生まれたチッチオのスタイルは、色気と端正さを併せ持った都会的洗練に溢れている。上木氏が最もこだわっている点が肩?上襟にかけてのノボリ。山のように美しいラインを描くショルダーラインは写真でもわかるとおりだが、実際に着用したときのフィット感も格別だ。

<b>ヨウヘイフクダの靴</b><br />一分の隙もないほどに研ぎ澄まされた美しさを宿しながら、奇をてらったところがまるでない。これぞ最高の正統ドレスシューズというべき仕立てだ。ローファーや外羽根靴も作るが、ハウススタイルは内羽根靴だという福田氏。グッと低く抑えられたトウからスラリとのぼるサイドラインはため息がでるほど美しい。

ヨウヘイフクダの靴
一分の隙もないほどに研ぎ澄まされた美しさを宿しながら、奇をてらったところがまるでない。これぞ最高の正統ドレスシューズというべき仕立てだ。ローファーや外羽根靴も作るが、ハウススタイルは内羽根靴だという福田氏。グッと低く抑えられたトウからスラリとのぼるサイドラインはため息がでるほど美しい。

<b>ヨウヘイフクダの靴</b><br />この春発表されて業界を驚かせたのが、ジェイエムウエストンとのコラボシューズ(写真左の靴)。同社のロングセラーであるスプリットトゥダービーをベースとしているが、アンティーク調のカラーに加工されたボックスカーフをアッパーに採用している点が特徴。6月10日までの受注生産。

ヨウヘイフクダの靴
この春発表されて業界を驚かせたのが、ジェイエムウエストンとのコラボシューズ(写真左の靴)。同社のロングセラーであるスプリットトゥダービーをベースとしているが、アンティーク調のカラーに加工されたボックスカーフをアッパーに採用している点が特徴。6月10日までの受注生産。

<b>山神シャツ</b><br />採寸から縫製までの全行程を山神氏が手がけるビスポークシャツ。人体工学の理論も取り入れて生まれたというパターンメイキングは、体への追従性が驚異的に高いと評判だ。たっぷりとイセが入った肩にはふんわりとしたギャザーが入り、見た目にも軽やかで優雅な佇まい。

山神シャツ
採寸から縫製までの全行程を山神氏が手がけるビスポークシャツ。人体工学の理論も取り入れて生まれたというパターンメイキングは、体への追従性が驚異的に高いと評判だ。たっぷりとイセが入った肩にはふんわりとしたギャザーが入り、見た目にも軽やかで優雅な佇まい。

<b>山神シャツ</b><br />山神シャツのアイコンといえる襟型が、このような襟羽根大きめのセミワイドカラー。芯地は柔らかく、ふんわりとした胸元を演出する。

山神シャツ
山神シャツのアイコンといえる襟型が、このような襟羽根大きめのセミワイドカラー。芯地は柔らかく、ふんわりとした胸元を演出する。

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