ファッションディレクター 森岡 弘の「自分デザイン」入門 Vol.7
できるビジネスマンは年齢、立場、目的での「相応」の装いができる人。この連載では「上司」と「部下」に注目し、仕事で活きる身だしなみの極意に迫る。Vol.7は、NECのお二人とともに、明るく装うクールビズを考察する。
話したのはこの3人

ファッションディレクター 森岡 弘さん
弊誌のビジネススタイルのご意見番。雑誌や広告のほか、政財界人のパーソナルスタイリングも手掛ける。
NEC
【上司】AIプラットフォーム事業部 事業部長代理 兼
AI・アナリティクス事業部主席主幹 土手信三さん(50)
1992年入社 2018年より現部署。各種ソフトウエア、サービスの企画、開発、販売等を実施する部署の経営幹部として事業を統括する。
【部下】AIアナリティクス事業部 マネージャー 祐成光樹さん(41)
2004年入社 2015年より現部署。NECのAIエンジン「RAPID機械学習」の開発・分析チームに所属。セミナー等で登壇することも。
明るく好印象なクールビズ-部下編-

祐成さんから森岡さんへ
旬のブラウンに挑戦したいのですが素敵な着こなし方がわかりません
上品な綺麗色を積極的に取り入れて職場も明るくできるクールビズを
森岡氏(以下敬称略) こんにちは。今年もクールビズの時期になりましたね。御社でも敢行されているとのことですので、今回は初夏のクールビズの楽しみ方を提案していければと。今月は祐成さん、宜しくお願いします。
祐成さん(以下敬称略) はい、宜しくお願いします。こちらの企画が、「ビジネスシーンにおいて、お洒落であるより素敵である」ことに重点を置いていると聞いて、納得です。自分のキャラクターをうまく生かして着こなしている人は素敵だな、と感じています。
森岡 その通りです。トレンドだから着るというのではなく、それがトレンドだったとしても、自分を良く見せるのに適しているから着ているというのがポイントで、「素敵」なビジネスマンとして見えるかどうかが変わりますからね。
祐成 関西出身というのもあるのですが、普段の仕事着でも明るい色が好きなんです。最近ブラウンのスーツやジャケットが増えていると聞き、気にはなるのですが、どうも着こなし方がわからず、なかなか手がでなくて……。
森岡 ブラウンは確かに旬。この連載でも何度か取り上げました。そして実は合わせやすい色でもあります。割とカジュアルな格好も可能だという祐成さんのドレスコードと、明るい色好きということを考えると、活かさない手はありません。まずはブラウンのジャケット×ブルーグレーのパンツをベースに、カラーシャツに挑戦しましょう。