伝統生地一覧
A.モヘア 日差しに映える光沢はサマーパーティにも◎
アンゴラ山羊の毛を原毛に用い、ハリコシや清涼感のあるシャリ感を備える。シルクとは異なる上品な光沢がありサマーパーティーのスーツにも◎。
B.トロピカル サラリと涼しげビジネスの定番
梳毛を用いた軽量な平織り生地。あえて織り組織を複雑化せずシンプルに構成し、さらりとした風合いに仕上げている。「トロ」の略称で呼ばれることも。
C.フレスコ ざっくり風合いで通気・抗シワ性高し
ポーラの名称でも親しまれる通気性の高い多孔素材。2本以上の強撚糸を撚り合わせた糸を用い、ハリコシが強く、手触りはザラッとする。
D.リネン 昔ながらの夏の佇まいに
元々の原料が通気・吸水・速乾性に優れ、ひんやりした触感がある。淡い艶や節感は見た目にも涼しげ。夏のクラシックなスーツスタイルにぴったりだ。
E.コットン 着込んで育てるシワの風合い
リネン同様に吸水・吸湿性が高いが、高い耐久性が最大の魅力。ウールと異なり蓄熱性が低いので、さらっとした着心地で着られる。
F.シアサッカー 夏旅やリゾートにも似合う
生地を密にする縮絨(しゅくじゅう)により縦方向に波状のシワがあり、肌に接する面積が少なく涼感に富む。綿やポリエステルを混ぜたものも多い。
[MEN’S EX 2019年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)