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強い企業にみんなが集まって、競合がいなくなることで、結果的に世界一になれるんですね

「強い企業にみんなが集まって、競合がいなくなることで、結果的に世界一になれるんですね」
(加藤さん)

加藤ヤクルト、味の素、キッコーマン、そしてユーグレナの分野なら、日本にも勝ち目があると。

出雲そうですね。フィールドは慎重に選ばなきゃいけなくて、私が中高大学生だとしたら、iPS細胞なんかもそうですが、やっぱりバイオの分野になってくると思います。人工知能、自動運転、ビッグデータ、ロボティクス…いろいろな分野がありますけど、なかなかアメリカに追いつけないんじゃないでしょうか。ハブに全ての情報と優秀な人材が集まるという仕組みを作って、そのプラットフォームの利便性によって大勢の人が集まってくるというビジネスは、アメリカが最も得意とするところなんです。ただ、日本がグーグルみたいな世界一の検索エンジンを作る夢は素晴らしいし、それを勉強している東大の仲間も大勢いるので、応援しています。

加藤強い企業に人材が集まってきて、競合がいなくなることで結果的に世界一になれるんですね。

出雲全部の分野ですべからく勝つっていうのはちょっと難しいし、科学技術予算も限界があります。そういう意味でバイオに関しては「日本に世界一、いや宇宙一の会社がたくさんあるから、もうやっても無理」と他の国に諦めさせるくらい、注力すべきだと思います。例えば今から醤油ベンチャーを起業しても、普通の醤油だけでなくて、卵かけ醤油とか出汁醤油とか、ありとあらゆる商品を出しているキッコーマンには絶対に勝てないですよね。ミドリムシに関してもそろそろみんな諦め出しているので、あと5?10年で勝敗が決まると思ってます。

加藤応援しています!

出雲バイオ燃料1リットル1万円で飛行機を飛ばすところまでは私たちベンチャーの仕事。その後で、1リットル100円にする作業は大手の企業の皆様とも力を合わせて、絶対に実現します。ある意味、オールジャパンだからできることであって、やるとなったら「この技術は日本の宝だ。できる限りのことはやる」っていうくらい応援してくれるのが日本の大企業の安心できるところ。加藤さんもミドリムシ・ジェットの記念すべき初回のフライトには搭乗してくださいね。一番前の席で!

加藤一番前ってなんか…。

出雲本当に飛ぶか、信じてないでしょ(笑)。大丈夫ですよ! もちろん私もご一緒させていただきますから(笑)。

加藤この4月からMCを担わせていただく報道番組も始まりましたので、ぜひ取材で!(笑)

カトMEMO

  • 人の健康や体を良くしたいという社会貢献の思いの強さがビジネスの原動力
  • 自らの商品、ビジネスモデル、起業の動機を突き詰めて考えれば、真っ向からでも人は動いてくれる
  • 0→1を生み出すことが困難でも挑むことの大切さ
  • 強く前向きなメンタル、そして商品への愛情があれば、困難を困難と思わずに乗り切れる

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