フランスらしさ全開の「小さな高級車」DS 3クロスバックにモナコで試乗

NULL
Facebook
Twitter
友だち追加
voice_20190422_ds3_1.jpg

新しく追加されたクロスオーバーSUVの実力とは?

SUVとひと口にいわれるが、昨今ではあえて4WDを用意するでもない街ヨンク(風)のFFの2駆ベースを「クロスオーバー」と分類したりする。フランスではベースとなるハッチバック・モデルからフロアやルーフごと背が高くなったことを踏まえて、「シタディーヌ・シュールエレヴェ(citadine surelevee)」と呼んだりもする。シタディーヌとはBセグ・ハッチバックのことで、シュールエレヴェとは「持ち上げた」の意味だ。DS 3クロスバックはこのジャンルにおける最新の一台であり、結論からいってしまえば、その洗練ぶりは群を抜いている。

国際試乗会が行われたモナコで、初めて陽光の下で実車を目の当たりにした時、その絶妙なサイズ感と同時に、写真よりグッド・ルッキングであることに気づいた。全長4118×全幅1791×全高1534mmの外寸は、ミニ・カントリーマンやアウディQ2と比べても前後左右がコンパクトであるばかりか、日本の立体駐車場でも難のないボリューム感だ。しかもアンテナはルーフパネルの塗装膜の下に印刷されているため、出っ張りがなく日常的に気にしなくてよい点も、些細ではあるがよく練り込まれている。

voice_20190422_ds3_2.jpg
ミレニアム・ブルーは最新のコンセプトカー「DS X-TENSE」から採られたボディカラー。ツートンとなるルーフ色はパール系のホワイトも選べる。また、ホイールベースは2558mm。それにしてもタイヤの大径ぶりが際立つ。

DS 3クロスバックが既視感を漂わせない理由のひとつに、外径690mmという、このクラスとしては超大型タイヤを履く独特のプロポーションが挙げられる。クルマのデザイナーは素描の段階で、必ずといっていいほどホイールアーチとの間が詰まった大きなタイヤを描くものだが、プロダクトとして生産可能ならしめるため、市販バージョンに近づくにつれて妥協を余儀なくされる。ところがDS 3クロスバックは18インチホイールなら215 /55R18というBセグらしからぬサイズで、しかもミシュランのプライマシー4という通常なら上位機種のサルーンが履くようなタイヤを与えられている。逆にいえば、バネ下重量は増すであろうタイヤ&ホイールを、あえてBセグの車格で選び取ったにも関わらず、見事に履きこなしているのだ。

シートも非常に上質。座面のデザインだけでなくヘッドレスト裏にはDSブランドのロゴがあしらわれる。全長4.1mのコンパクトサイズのクルマでこういった贅沢な処理がされるクルマも珍しい。

シートも非常に上質。座面のデザインだけでなくヘッドレスト裏にはDSブランドのロゴがあしらわれる。全長4.1mのコンパクトサイズのクルマでこういった贅沢な処理がされるクルマも珍しい。

インテリアはDSブランドらしく個性的で凝ったデザインに。エアコンの吹き出し口ひとつとっても独創的。機能面でもストップ&ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロールなども備えている。

インテリアはDSブランドらしく個性的で凝ったデザインに。エアコンの吹き出し口ひとつとっても独創的。機能面でもストップ&ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロールなども備えている。

クルマの細部写真とは思えないようなデザイン処理を様々な箇所に採用。こういった手法をとれるブランドは今はDSブランドだけと言ってもいいかもしれない。

クルマの細部写真とは思えないようなデザイン処理を様々な箇所に採用。こういった手法をとれるブランドは今はDSブランドだけと言ってもいいかもしれない。

今日は何する?何着る?

365DAYS今日のVゾーン

2021

Jun. VOL.322

6

[DIGITAL Edition]

  1. 1
2
LINE
SmartNews
無料会員登録
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
pagetop