「パワー系ネクタイ」、仕事でどう生かす?

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上司と部下のコンサバ 二人舞台 —「今」な王道スタイル1週間—

コンサバ手帖「上司と部下のコンサバ 二人舞台」シリーズ



パワータイを付けた上司

毅然とするのだ、胸元も態度も。

昨日は朝から一発かまされて、すっかりペースを乱されてしまった。これではいかん、今日は大切な部署間会議もあるのに。毅然とした態度を取り戻さなければ。自分に言い聞かせる意味も込めて、今日はパワータイでいこうと決めた。派手な色柄が定石だが、今年はもう少し穏やかな塩梅が気分だ。このタイも、赤が効いているが鮮やかすぎず、縞の幅も広い。力強くも落ち着いて見えるはずだ。そろそろ時間だ。早めに着席しておこう……。

上司:タイ2万5000円/トゥモローランド(トゥモローランド) スーツ7万2000円/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) シャツ8000円〈オーダー価格〉/麻布テーラー(麻布テーラープレスルーム)
パワータイをつけた部下

渋いのに強い。それが心地いい

「Okay, when can we expect to receive them?」……今までのキャリアを見込まれて、海外取引を早速任された。今日の他部署会議でも発言の機会を与えられている。初対面の人もいるから、印象に残る服装を意識してみた。でも、パワータイ定番の派手無地は自分らしくない。で、今日はレトロな幾何学柄を選んだ。インパクトがあるのに渋い、独特の雰囲気がいい。これなら派手に見えないはずだ。会議まであと5分。もう1本電話できるな。

部下:タイ1万6000円/ホリデー&ブラウン、シャツ1万3000円/ユナイテッドアローズ(以上ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) スーツ14万8000円/デ ペトリロ(ストラスブルゴ) 時計234万円/ヴァシュロン・コンスタンタン(ヴァシュロン・コンスタンタン)

※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年3月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

2024

VOL.342

Autumn

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