至高のブランドはなぜ「見た目がいい」のか
見映えの究極は”自然体”にあり
誰もが認める”映える”スーツが知りたい
世界に認められる至高のブランドの共演。これらに共通するのは確かな個性を備えながらも、奇をてらっていないところ。いわば自然体=シンプル。それゆえに着る人自身の”着たい”という想いにもシンプルに寄り添ってくれる。そんなシンプルの共鳴。その先にこそ、究極の見映えはある。
ERMENEGILDO ZEGNA COUTURE
エルメネジルド ゼニア クチュール
最高の素材と仕立て両者を極めることで生まれた至高の一着
「至高のスーツが着たい」。M.E.読者の方なら、少なからず思うことだろう。そしてその至高のスーツのひとつの形が「着心地の軽さ」と「端正な見た目」の共演。その好例が写真の一着だ。直径15.5マイクロンの極細原毛からなる、ヌメるようなタッチの生地「チェントベンティミーラ」を用いた、特別なスーツである。適度なパッドや芯によって肩や胸を整えたそのシルエットは、極めて端正。しかし、柔らかな素材と手仕事を駆使した軽い仕立てが相まって、着心地は”着ていないが如し”なのだ。原毛にも仕立てにも目を配れるブランドなればこその、極めつけの一着といえよう。
フォーマルウェアの最上級に位置する「クチュール」ラインのスーツ。生産工程の約7割はハンドで、着心地のよさを追求している。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2018年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)