1.大人ミリタリーの流儀
秋口にあると便利な薄手のミリタリー調シャツジャケット。色柄入りのスカーフを挿すことで、男くささを中和するのが大人の嗜みだ。
2.ロマンスグレーとオヤジの境界線
ミドルエイジにとってカーディガンは、ともすると老け込みがちな鬼門アイテム。だが、カッチリした襟付きを選んで、ストールで若さを注入すれば難なくクリアできる。
3.主役級アイテムは一点集中
滲んだような柄が優しげなチェックジャケットを主役に。脇役は無地のニットポロを合わせれば、盛りすぎた感じがなく上品な印象に。こうした抜け感は是非真似したいポイントだ。
4.潔さは男の美学
黒のポロニットに、上品な光沢のグレースーツを羽織っただけ。こんな小細工なしの潔さは女性陣から好感度が高い。胸ポケットから覗かせた眼鏡の金色のツルは、計算ずくのアクセサリー。
5.茶を制する者はお洒落を制する
ブラウンジャケットは成功すればとびきりお洒落、失敗すれば枯れた印象に直結しがち。だが、インナーに白のニットなどを差し込むなどして、爽やかさを一盛りすれば無問題。
6.デート服の一番人気
ジャケット×ニットのシンプルスタイルは、女性が考える理想のデート服。トーン違いの白×紺を掛け合わせたデビッドの着こなしは、お洒落慣れした大人の余裕を感じさせる。
7.トーン違いでイメチェン
前述の6と同じ白×紺の配色だが、印象が異なるのは中に明るいネイビーニットを差しているから。定番色同士の組み合わせでも、トーン次第で何通りにも着こなせる好例だ。
8.色面積で休日感をコントロール
白×紺の定番配色は紺の分量を多めにすると、より落ち着いた印象になる。仕事がらみの休日の外出にも、覚えておきたい配色テクニックだ。なおチーフやスカーフ、サングラスなど小物を足し算するほど、落ち着きを保ったまま洒落感をアップさせることは可能だ。
9.地味×派手でバランスをとる
スーツはラペルの先が尖ったピークトラペル。華やかな印象があるスーツだからこそ、中には何気ない黒のニットをコーディネートするなど、控えめに徹したほうが好バランス。全方位で好感を持たれやすい。
10.休日スーツはどこかにハズシを
スーツを着る必要がある休日は、かっちりしたシャツやネクタイより、もう少しリラックスした素材で抜け感を作りたい。デビッドのようにカジュアルなシャンブレーシャツやポップな縞柄のニットタイなどで、休日感をどこかに匂わせよう。