トゥモローランドのセミオーダースーツ、
「クラシックをモード調に着たい」森岡さんにおすすめは?
ベースモデルの豊富さもトゥモローランドのセミオーダーの魅力。過去の既製品に使われたアーカイブモデルも含め、ジャケット11型、パンツ10型という圧倒的バリエーションを誇る。中でも人気の3大モデルがこちら。

1 メイド イン ジャパン コレクション
トゥモローランドのオリジナルスーツの中でもハイグレードなモデル。日本有数の実力派ファクトリーが生産を手掛ける。立体的な肩・胸周りや乱れのないカッティング、スーツ全体に漂う端整な佇まいが、仕立ての良さを物語っている。イタリア製スーツに引けをとらない軽く柔らかな着心地も特徴だ。
2 コンテンポラリー
広めのラペルと低いゴージラインで個性的な顔つきにデザインされたモデル。ほかのモデルと比べて着丈が短めで、ベントの切り込みも浅め、シルエットは全体的にコンパクトだ。モダンかつモードな雰囲気も合わせ持つ。一方、斜めにフロントダーツを入れて胸元を立体的に仕上げるなど、クラシックなテーラリング技術も盛り込まれ、デザイン性と本格派の着心地が両立されている。
3 クラシック
大きく形を変えずに展開し続けている、時代を問わない普遍的な仕立て。プレタポルテではその多くがこの形という、トゥモローランドのグレート・スタンダードといえるモデルだ。ハンド工程をふんだんに取り入れた良質なベーシックスーツは着心地も大変快適。丸みを帯びた柔らかな表情の肩回りと立体的にロールするラペルの表情がエレガントだ。

「ベースはクラシックがいいけれど、スタイリングの提案者としては少々の”毒っ気”というか、ヒネリも欲しいです。いわゆるクラシコモーダな一着が理想ですね」という森岡さんのリクエストに対して猪瀬さんが提案したのが2の「コンテンポラリー」モデル。「その名のとおり、形としては攻めの利いたモデルです。これをベースにクラシックな生地を載せれば、イメージされている一着になるかと」