最高級のイタリアンレザーを使える製作環境
タンナーと密接な連携がとれるファクトリーでなければ、最高級素材の入手は叶わない。そのため生産は、イタリアの有力なファクトリーが手がけている。
熟練職人の手作業で作られる
パーツの切り出しや細部の仕上げなど、生産工程の多くは、機械ではなく職人が手作業で行うという。これにより大量生産にはない、美しく繊細な鞄が出来上がるのだ。
こだわりのmade in Italy
生産は、フランスの某高級メゾンの鞄製作を手がけるイタリアの老舗ファクトリー。最高級の素材供給を受け、同じく最高級の技術を有するファクトリーだけに、その仕上がりは秀逸のひと言だ。
ピッティ・ウォモでも話題に
デビュー直後の2017年6月、イタリア・フィレンツェで開かれる世界最大級の紳士服展示会、ピッティ イマジネ ウォモに出展すると、多くのバイヤーが注目。ファーストシーズンからイタリア国内でも有名店で取り扱われている。
Alessandro Squarzi
イタリアでファッションのショールームを経営するアレッサンドロ・スクァルツィ氏は、ファッションスナップの常連として超有名人。彼もアカーテを愛用している。
Sally Monetti
サリー・モネッティ氏はセレクトショップ、エディ・モネッティの現当主。この店、創業は1887年というナポリの超老舗で、その厳しい審美眼は多くのブランドやショップから全幅の信頼を置かれている。
Nicola Radano
ナポリのハンドメイドタイブランド、スパッカ・ナポリのオーナー、ニコラ・ラダーノ氏は、クラッチバッグだけでなく、トートバッグも愛用するヘビーユーザー。
Lino Ieluzzi
ミラノの有名セレクトショップ、アル・バザールのオーナーでありスナップ常連のリーノ・イェルッツィ氏は、自身のアイコンカラーでもある水色のクラッチを愛用。
縦型トートが船形にならないようマチを工夫
マチが一枚革だと、上部が横に広がって船形になりがち。そのためスタイリッシュな縦型のフォルムをキープするため、マチは内側に折り込まれている。
上質なイタリアングレインレザーを採用
傷つきにくく、ついても目立たない美しいグレインレザーは、イタリアのタンナーと協業で作り上げたもの。新品でも手馴染みのよい、しっかり厚手で柔らかなこの革は、くったりとしながらもフォルムをキープしてくれる。
素早く取り出したいものは内ポケットへ
内装の片側にはスマホやカードなどを取り出しやすいポケットを並列配置。
内装の片側にはスマホやカードなどを取り出しやすいポケットを並列配置。
内装の反対側には貴重品などを収納しておけるジップポケットを備えている。
ブランドロゴは内側に型押しで加工
外側にはブランドロゴを一切入れず、控えめに目立たないよう、内装上部に控えめに型押し加工されている。
床置にも安心な金足を配置
上質で厚手のレザーは、くったりとしていながら床面に置いたときも自立する構造。底面には金属製の足も配置されている。
唯一の装飾であるタッセルがアイコン
上流階級の装飾として知られるタッセルは、この鞄で唯一のアクセサリー。もちろん取り外すこともできる。
男性が持ちやすく合わせやすいカラーバリエーション
カジュアルにも持てるブラウン。6万5000円。
ネイビースーツに似合うジーンズカラー
6万5000円
サイドのマチはたっぷり4.5cm
多少厚みのあるものでも楽に入る4.5cm幅のマチ。デジカメやキーケース、スマホの予備バッテリーなど、薄型クラッチだと膨らんで持ち歩きづらいという不満も解消。
ポケットなどを排したシンプルな内装
このサイズなら、鞄の中でモノが取り出しにくいといったことはないはず、と潔く内ポケットを排して一室構造に。
職人技が冴えるスライドタブ
フラップ中央のスライドタブは、ボディのループに通すとぴったり留まる絶妙なフィットで切り出されている。余計なパーツや装飾を使わないという考えと職人技術の融合が窺える。