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機能性の中にもラグジュアリーが薫る
昨今、トレンドを牽引する多くのブランドから信頼を得る「フラテッリ・タリア・ディ・デルフィノ」。色彩感覚に優れたモダンな生地作りの一方、機能素材の開発にも精力的である。

今回フォーカスする「アリア3.1」もその1つだ。伊語で空気を意味する語を名前に冠したこの生地は、95番双糸×95番双糸という細番手の双糸使いからなるハイツイスト素材。強撚糸の特性を活かして軽さや通気性を追求したのが特徴で、目付200g ほど。手触りはサラッとして心地よく、強撚生地にありがちな粗野な触感はない。ハリコシの中にしなやかな弾力を備え、むしろラグジュアリーな趣さえ漂う。各所のドレープも美しく、着る者の佇まいも自ずと一段格上のものとなろう。

高温多湿のアジアでは、夏のドレススタイルにおける快適性と見た目の両立は難しいもの。そんな相反する要素をさらりと両立させる「アリア3.1」は、夏生地の新たな定番である。

アリア3.1を使ったスーツ
スーツ19万円〜〈オーダー価格〉/テーラー & カッター、シャツ2万5000円/ヴィナコーレ、タイ1万8000円/アントニオ ムーロ(以上伊勢丹新宿店)

アリア3.1のタグ ありそうでないバランス感が◎
空気を意味する語を冠した「アリア3.1」。名前が示すイメージ通り、軽やかかつ通気性のある素材だが、一方で強撚生地ならではの優れた仕立て映えも魅力である。1頁のスーツのようにクラシックな趣薫る一着にも、本頁のモードがさらりと漂う構築的なスーツにもマッチする懐の深さを誇る。なおバンチブックには、ベーシックな無地からジャケット向きの豊かなニュアンスを備えたチェック柄まで、幅広い生地が揃っている。

美しさの理由

フラテッリ・タリア・ディ・デルフィノ CEO ジョルジオ・マルカリーノ氏 フラテッリ・タリア・ディ・デルフィノ CEO
ジョルジオ・マルカリーノ氏

「着心地と実用性を重視して開発した本作は、高温多湿な気候でも優雅さを失わない服地で私も大好き。適度な通気性があり、オープンカーの運転も最高に快適です」

お問い合わせ先

フラテッリ・タリア・ディ・デルフィノの生地に関するお問い合わせ/
松希 TEL: 0586-77-6730

掲載商品に関するお問い合わせ/
伊勢丹新宿店 TEL:03-3352-1111



[MEN’S EX 2018年5月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 スタイリング/四方章敬 文/秦 大輔

※表示価格は税抜き

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