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【スイス高級時計の聖地・ジュネーブ】松山 猛さんオススメのアンティーク時計店は?

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毎年1月に開催されるSIHH(国際高級時計サロン)には出かけるが、年々ジュネーブでの展示会を開くブランドが増え、なかなか自由な時間を持てなくなり、この街の持つ魅力の深い部分を、じっくり味わえなくなっていたのだった。

今回はひさびさに、昔から馴染みのアンティーク時計店への再訪や、ヴァシュロン・コンスタンタンの本店にある予約制のミュージアムの見学、またお気に入りの郊外の街、カルージュへの散歩を楽しむことができた。

松山 猛さん

Profile
松山 猛 Takeshi Matsuyama
1946年京都生まれ。作家、作詞家、編集者。MEN’S EX本誌創刊以前の1980年代からスイス機械式時計のもの作りに注目し、取材、評論を続ける。

バルトロメウ・リベイロ・ブルーノ

30年以上通うジュネーブを久しぶりにゆっくり歩く

ジュネーブがスイス連邦の州の一員となったのは19 世紀初頭、1815年のことだった。

だがその歴史は古く、かつてその郊外はローマ帝国によってセツルメントが置かれ、ワインのための葡萄畑がたくさん開拓された。また長らくハプスブルク家の支配を受けた時期や、ナポレオンの統治下におかれたこともある土地だったが、今から200年前の1815年に、同じフランス語を話す人々の住む、ヌーシャテル州やヴァレー州とともに、スイスに編入されたのだ。

レマン湖とそこから流れ出るローヌ河沿いの土地や、それを見渡す丘の上に、カテドラルを中心としたジュネーブの旧市街が形成された。

そしてこの街には、カソリックの迫害から逃れ、自由な生活を求める人々が集まり、またカルバンなどの宗教改革者がプロテスタントの拠点を築きあげ、そこへユグノーと呼ばれるフランスの新教徒の職能集団がやってきて、精密な時計製造やエナメル工芸、宝飾工芸の拠点として、発展を遂げてきたのだった。

また思想家のジャン・ジャック・ルソーなどが、この街を中心に活躍し、独特の世界を作り上げたのだ。

時計師たちは街の建物の、日当たりのよい屋根裏部屋にアトリエを構え、キャビノティエと呼ばれるようになり、ジュネーブで作られる時計はやがて世界に認められる高級品となっていった。

この街のあちこちには、そんな歴史が刻みこまれ、今日も世界一の時計の街として知られる。だからここは時計を愛する者にとっての聖地であり、歩き回るに楽しい土地なのだ。

今日は何する?何着る?

365DAYS今日のVゾーン

2023

VOL.336

Winter

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