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40代からのカラダメンテ「花粉症がひどくて仕事に集中できません」「『舌下免疫療法』で花粉に強い体を」

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40代からのカラダメンテ10
岡本美孝先生

今月の先生
岡本美孝先生
千葉大学医学部
附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科 科長(教授)

1979年秋田大学卒業。専門は耳鼻咽喉科学、頭頸部腫瘍学、上気道の免疫、アレルギー。2005年よりスギ花粉症に対する舌下免疫療法の研究に取り組み、2014年10月に舌下免疫療法外来を開設。



花粉の飛ぶ2ヶ月前に開始。負担が少なく、根治も期待


ME M.E. 毎年、花粉症の季節が憂うつでたまりません。最新の治療法・免疫療法について知りたいです。


岡本先生 岡本先生 免疫療法は、アレルギーの原因となる物質を少しずつ体内に入れて体質を改善し、免疫反応を抑制する治療法です。薬が”症状を抑える”のに対して、免疫療法は”症状を起こさなくする”、つまり花粉症を”治す”可能性のある唯一の方法です。
以前は皮下注射で投与しましたが、痛みを伴う、通院に手間がかかる、まれに重い副作用が起きるなどが難点でした。2014年にこれらを改良した舌下免疫療法が保険適用され、負担が少なく安全性の高い方法として注目されています。


ME M.E. ぜひ試してみたいです。具体的な方法を教えてください。


岡本先生 岡本先生 1日1回、舌下にスギ花粉のエキスを少量垂らして投与します。効果が現れるまで時間がかかるため、花粉の飛び始める2ヶ月前(関東地方では11月)には治療を開始。花粉の飛ばない季節も休まず、2年間、できれば3年間、毎日続けます。その後は治療を止めても効果は個人差はありますが一定期間、持続します。
初回以降の通院は月1回程度で、薬の費用は1回約30円(保険適用)です。ただ、女性の閉経期のように短期間に一気に下降しないので症状も顕著でなく、個人差も大きく、さほど意識せずにやり過ごす人が大半です。


3割は薬が要らなくなる。将来的には予防も可能に?

ME M.E. 今年の秋から始めれば来年のスギ花粉症は楽になると…。


岡本先生 岡本先生 8割が症状の軽減を実感し、約4割は薬が不要になるほど劇的に改善しています。ただ、2割は効果がなく、その理由も解明できていません。口内の腫れやかゆみなどの副作用が出た場合でも、大半は軽症で短期間で治まります。医師の説明を受けてから行うことが肝要です。


ME M.E. 花粉症の発症そのものの予防はまだ難しいのでしょうか?


岡本先生 岡本先生 花粉に対するIgE抗体を持つ人(血液検査で調査可能)はいつ発症しても不思議はありません。現在、我々は舌下免疫療法に発症予防効果があるかどうかを研究中です。結果次第ですが、花粉エキスをワクチンとして活用し、花粉症を予防することも夢ではありません。


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