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森の音を聞くという贅沢
高知・土佐山/オーベルジュ土佐山

オーベルジュ土佐山

宿のコンセプトは「何もしないをする」

高知市内からクルマで約30分。ひと山越え、谷あいの集落が続く土佐山中川地区に建つ「オーベルジュ土佐山」は、県内外から食通が目指してくる美食の宿である。ここの誕生秘話はユニークだ。

「コンセプトを決める際に地域を歩いてみたら、『何もない』という話になり、ならば『何もしない』をテーマにしたらいいのではないかと今のスタイルに落ち着きました」(支配人・角田憲彦氏)。その言葉通り、一切の客室にはテレビや時計を置かず、里山にある自然の四季を五感で感じられるように設えを工夫している。ちなみに6月にはホタル祭り、9月には彼岸花祭りを予定。忙しない日常で忘れかけていた風物詩を、この宿は思い出させてくれるだろう。

DATA
住所:高知県高知市土佐山東川661 TEL:088-850-6911 全16室 1泊2食付き 2名3万8880円〜 チェックイン15時〜18時、アウト11時

ダイニングレストランから5分ほどジャングルを歩いた先にはプライベートビーチと、秘境として知られる?青の洞窟”が現れる。

ダイニングレストランから5分ほどジャングルを歩いた先にはプライベートビーチと、秘境として知られる?青の洞窟”が現れる。

ヴィラは1ベッドルームタイプ(60Ⅱ)が4つと、2ベッドルームタイプ(100Ⅱ)が1つ。すべて専用プール付きという贅沢な造り。

ヴィラは1ベッドルームタイプ(60Ⅱ)が4つと、2ベッドルームタイプ(100Ⅱ)が1つ。すべて専用プール付きという贅沢な造り。

“土佐派の家”という土佐の伝統的な建築技法で造られた館内は、杉や檜、土佐和紙、漆喰を用いてシンプルにまとめられている。

“土佐派の家”という土佐の伝統的な建築技法で造られた館内は、杉や檜、土佐和紙、漆喰を用いてシンプルにまとめられている。

右:渓流、棚田、山の眺望や、さまざまな鳥のさえずりが楽しめる。

右:渓流、棚田、山の眺望や、さまざまな鳥のさえずりが楽しめる。

客室はすべてスイート仕様。自然との調和が意図された空間には北欧スタイルのソファやランプなどがセンス良く備え付けられている。

客室はすべてスイート仕様。自然との調和が意図された空間には北欧スタイルのソファやランプなどがセンス良く備え付けられている。

客室専用の露天風呂はすべて渓流に向かって設けられており、マイナスイオンを浴びながら入浴することが可能。森を照らす月と星を眺めながらの湯浴みもいい。

客室専用の露天風呂はすべて渓流に向かって設けられており、マイナスイオンを浴びながら入浴することが可能。森を照らす月と星を眺めながらの湯浴みもいい。

客室は3タイプ。「日没や日の出と共にゆっくり過ごしてほしい」という計らいでテレビのほか時計もない。

客室は3タイプ。「日没や日の出と共にゆっくり過ごしてほしい」という計らいでテレビのほか時計もない。

ぜひ試してほしいのが宿泊客専用の温泉施設「メディテイションバス」。その一部「闇の部屋」は真っ暗な中でぬるめの湯に浸かるという趣向で、実にリラックスできる。

ぜひ試してほしいのが宿泊客専用の温泉施設「メディテイションバス」。その一部「闇の部屋」は真っ暗な中でぬるめの湯に浸かるという趣向で、実にリラックスできる。

敷地内の棚田。

敷地内の棚田。

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