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「ドレイクスというブランドについては、同じネクタイメーカーとして、共感と尊敬の念を抱いていたんです。一流のネクタイブランドの相応しいクオリティを維持した商品を作り続けている彼らは、私にとっても凄く刺激的で、モノ作りに携わる者なら誰もが必要とする競争相手でもあります。今、ドレイクスのクリエイティブディレクターを務めるマイケル・ヒルとも、とても気の合う友人で、ピッティでもよく会場内で会っていろんな話をしているんですよ。だから、このコラボレーションの話があったとき、これは面白い!と喜んで受けました。たぶん、他のブランドだったらやらなかったんじゃないかな。実際にドレイクスの生地を使って、自分の工房で作った「stefanobigi by Drake’s」のネクタイを見たときは、ちょっとおかしくて笑ってしまいました。でも、すぐに自分でも1本欲しいなと思いましたよ!」

ナルホド、こんなふうに良きライバルであり、良き信頼関係があるからこそ、お互いの素晴らしい生地と技術を使って、新しいネクタイが出来たんだなぁ。

ドレイクスで最近人気の、クラシックなヴィンテージ柄が、ミラノで3代続くネクタイメーカーであるステファノ ビジのネクタイに乗っかると、こうなる。

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ドレイクスの生地を使い、ステファノ ビジの工房で仕立てられたコラボネクタイ「ステファノ ビジ by ドレイクス」。各1万6000円。※一部、完売している商品もあります。

そして、なんともステファノ ビジらしい、モダンなストライプ柄がドレイクスのスフォデラートタイに乗ると、こんな感じ!

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ステファノ ビジの生地を使い、ドレイクスの工房で仕立てられたコラボネクタイ「ドレイクス by ステファノ ビジ」。各1万9000円。※一部、完売している商品もあります。

どっちも生地のテイストは”ビジらしさ”、”ドレイクスらしさ”がありながら、結んだときの締め心地やフィット感は、またいつものネクタイとは違った感じになりそう。双方のネクタイブランドの愛用者の方には、新境地の開拓という感じでトライしてみて欲しい。

そして最後に、ビジさんからのメッセージ。

「ちょっとした謙遜を込めて言うと『ロンドンの最高のネクタイメーカーとミラノの最高のネクタイメーカーのコラボ』。こんな素晴らしいネクタイは、他になかなか見つかりません! お買い上げいただける方たちは本当にラッキーな人たちですよ!」

お問い合わせ先:
伊勢丹新宿店TEL:03-3352-1111



※表示価格は税抜き

撮影/若林武志 スタイリング/宮崎 司 文/平澤香苗

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