オールデン、ジョン ロブ、エドワード グリーンetc. NYで良靴に出会える店はココだ!【Fun! NYC #07】

NULL

>> この記事の先頭に戻る

オールデンにエドワード グリーン、靴好き必見のセレクト!

voice_20180823_ny5_1370886.jpg
整然と靴が並ぶ店内。

shuao74 さんと店を訪れると、オーナーのスティーブンさんが登場、「ようこそLEFFOTへ!」と、日本人の奥様と心良く出迎えてくれた。

黒を基調とした店内は、小さめながらシックでカッコいい。 なんだか一般的なシューズストアと違う雰囲気……と思ったら、この店には、棚がないのだ。 店内の中央にどーんと大きな木の台が置かれ、そこに人気ブランドの別注靴やオリジナルの革小物類が整然と並ぶという極めてシンプルな構成で、それが意外と見やすい。

voice_20180823_ny5_1370898a.jpg
別注も含め、オールデンの品揃え豊富!

人気ブランドのおすすめ新作靴が勢ぞろい!(写真7枚)

スティーブンさんは、その昔、違う仕事をしていたが、靴が好きで「自分が履きたい靴だけを扱う靴屋さんを作りたい」を一念発起して、奥様とともに10年前、このニューヨークの地に「LEFFOT」をオープンした。英語で聞きなれない、この店名はどこから?と尋ねてみると……。

「私の名前、Steven Taffelの苗字Taffelを逆さ読みにしてみようかと思ったんですが、そうするとLeffatとなり、これを発音すると最後の音が”ファット(fat=太った)”になる。これはちょっとなぁ、と。それで、そういえばもともと祖先の名前はToffelだった! というわけで、それを逆さ読みにしてLeffotにしてみたら、発音の響きもレフォットとフレンチっぽくていい感じ、ということでこの店名に決定しました」というのが由来のようだ。

「無名だったオープン当初は、お客さんもまばらだったけれど、自分たちのいいと思う靴だけをセレクトしてやってきたら徐々にファンが増えて、また、最近はインスタで別注をアップしたり、オンラインストアも始めたりして、海外からの注目度もやっとあがって各国からお客様が来ていただけるようになりました」。

また、まだ知名度の浅い名靴予備群にも、しっかり注目しているのも興味深い。

たとえばこの取材時は、「World Championships in Showmaking」という世界のビスポーク靴大会の受賞作の1位、2位、3位が展示されていた。これは英国で開催されたビスポークシューメーカーの大会で、基本的にアッパーは黒のボックスカーフ、形はプレーンキャップトウ、シングルレザーソールなどの規定項目に従い、シューメーカーが作り上げた作品をジャッジするもの。まだ無名ながら、ここから知名度を上げて将来飛躍しそうな、未来の名靴の作り手の原石を探すには、絶好の大会というわけだ。

voice_20180823_ny5_1370847.jpg

靴の世界大会の受賞作も面白い!(写真7枚)

別注のサドルシューズほか、オールデンのバリエーションがとにかく豊富。

別注のサドルシューズほか、オールデンのバリエーションがとにかく豊富。

オールデンはブーツ類もたくさんラインナップ。

オールデンはブーツ類もたくさんラインナップ。

ジョン ロブももちろんあり。

ジョン ロブももちろんあり。

エドワード グリーンも。

エドワード グリーンも。

エドワード グリーンのユタカーフのブーツ。テーブルの下には小さな鏡があって、試着した足元の雰囲気をチェックできるようになっている。足元だけ見えるというのも、ポイント!

エドワード グリーンのユタカーフのブーツ。テーブルの下には小さな鏡があって、試着した足元の雰囲気をチェックできるようになっている。足元だけ見えるというのも、ポイント!

エドワード グリーンのルームシューズ。

エドワード グリーンのルームシューズ。

サン クリスピンも多数。

サン クリスピンも多数。

12ケ国以上から集まった30以上のビスポークシューメーカーが集まって英国で開催された、「World Championships in Shoemaking」大会の上位ベスト3のシューメーカーの靴も展示されていた。

12ケ国以上から集まった30以上のビスポークシューメーカーが集まって英国で開催された、「World Championships in Shoemaking」大会の上位ベスト3のシューメーカーの靴も展示されていた。

1位は、ドイツのParick Frei。1900年代初期の靴からインスパイアされたという、非常に美しいキャップトウ。不思議なカーブを描く挑戦的なステッチも独特で、バイオリン職人にオーダーしたというシューツリーも個性的だ。

1位は、ドイツのParick Frei。1900年代初期の靴からインスパイアされたという、非常に美しいキャップトウ。不思議なカーブを描く挑戦的なステッチも独特で、バイオリン職人にオーダーしたというシューツリーも個性的だ。

Patrick Frei。1足作るのに160時間以上を要し、さらにシューツリーを作るのに40時間以上かかるそうだ。

Patrick Frei。1足作るのに160時間以上を要し、さらにシューツリーを作るのに40時間以上かかるそうだ。

2位はスウェーデンのDaniel Wegan。ぐっとせりあがった甲に、高めのヒール。ソフトスクエアなトウにナロウラストが特徴的。

2位はスウェーデンのDaniel Wegan。ぐっとせりあがった甲に、高めのヒール。ソフトスクエアなトウにナロウラストが特徴的。

Daniel Wegan。8年前に、スウェーデンからイングランドに移住。まずはノーサンプトンの老舗、ガジアーノ&ガーリングの工場の床掃除から始め、腕を磨いて靴職人に。

Daniel Wegan。8年前に、スウェーデンからイングランドに移住。まずはノーサンプトンの老舗、ガジアーノ&ガーリングの工場の床掃除から始め、腕を磨いて靴職人に。

3位はフランスのPhillippe Atienza。こちらは比較的クラシックな形。アッパーステッチが個性的だ。

3位はフランスのPhillippe Atienza。こちらは比較的クラシックな形。アッパーステッチが個性的だ。

Phillippe Atienza。長らくフランスのビスポークシューメーカーでフレンチラストを習得した後、自信のブランドを数年前に立ち上げた。

Phillippe Atienza。長らくフランスのビスポークシューメーカーでフレンチラストを習得した後、自信のブランドを数年前に立ち上げた。

ホーウィンコードバンを使ったオリジナルの札挟み。

ホーウィンコードバンを使ったオリジナルの札挟み。

カードとお札が入るものや、お札オンリーのものなど、大・中・小のサイズが揃う。

カードとお札が入るものや、お札オンリーのものなど、大・中・小のサイズが揃う。

シューホーンやシューズブラシなど、靴にまつわるケア小物も。

シューホーンやシューズブラシなど、靴にまつわるケア小物も。

ヌバックやフレンチゴートスキンなど、オリジナルの時計ベルトもバリエーション豊富! 

ヌバックやフレンチゴートスキンなど、オリジナルの時計ベルトもバリエーション豊富! 

ホーウィンコードバンの時計ベルトも!

ホーウィンコードバンの時計ベルトも!

ベルトの裏にはしっかり刻印つき。

ベルトの裏にはしっかり刻印つき。

お店の10周年を記念して、スティーブンさんが大好きなドイツのレザーブランド、Kreisに特注して作ってもらったという、オールコードバンで作ったレザートート。これは使っていくうちにどんどん味が出てきそう。同じくコードバンのスペシャルシューズも必見。

お店の10周年を記念して、スティーブンさんが大好きなドイツのレザーブランド、Kreisに特注して作ってもらったという、オールコードバンで作ったレザートート。これは使っていくうちにどんどん味が出てきそう。同じくコードバンのスペシャルシューズも必見。

「Pre-Owned」シューズは、老舗ブランドの名靴が勢ぞろい。

「Pre-Owned」シューズは、老舗ブランドの名靴が勢ぞろい。

どれも状態がかなりいいので、選びがいがある!

どれも状態がかなりいいので、選びがいがある!

2024

VOL.342

Autumn

  1. 2
3
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
星のや
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
pagetop