昨年ベルリン・マラソンを走ったあとにウィーンに寄り、足つながりで、ゲオルグ・マテルナで、ビスポークしました。
オーストリア靴は、写真でも分かるように、見た目はぽっこりで、ハイジのおじいさんが履いていた靴のようです。
イタリア靴などの対極にある靴だと思います。革はコードバンも考えましたが、最初なのでカーフにしてもらいました。
完成品は6週間後送られて来ましたが、ビスポーク靴の履き心地というのを初めて実感しました。
立ち仕事などでも疲れませんし、「体を支える」という基本的な部分のクオリティが、既成靴とは格段に違う感じがします。
価格は、シューツリーなど付属品も含めて、1,465ユーロ。タックス・リファンドを受けましたので、実際に支払った金額は1,221ユーロ。この品質からすれば驚くような価格かと思います。
主に会社に履いて行きますので、すこし地味なデザインにしてしまいましたが、もっと飾り穴のたくさんついたフルブローグにしても良かったかと思っています。スーツにも合いますが、むしろデニムなどによく合います。
あまりに履き心地が良いので、(靴のためには本当は良くないのでしょうが)毎日こればかり履いています。
ウィーンに行く機会があればぜひマテルナにお立ち寄りください。店主もとても気さくな方です。日本からわざわざ来たということで、店の裏にある工場やラスト倉庫なども見せていただきました。
最後にひとつだけ。
靴を海外でビスポークする場合は、別送品手続きを忘れずに。
私はこれを忘れて、輸入税を3万もとられました。これだけは失敗でした。
※MEN’S EX編集部より
さらに詳しいマテルナのビスポークレポートが木村さんのブログで読めます!
>>ウィーン・マラソンへの道(ベルリン攻略編)「Georg Maternaで靴を作る」