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雪山を走るアウディ Q7

当然、旅の相棒には強力な4WD性能が必要だ。迷わずクワトロシステムという伝統の4WDをもつアウディ、その中でも雪道に強そうなSUVであるQ7にした。もちろんスタッドレスタイヤ付きだ。7人乗りも選べる堂々たる体躯だけに収納力は抜群。その分重量は2トンを超えるが、スーパーチャージャーの付いた3?V6エンジンは高速道路でも上りが続く山道でも余裕綽々の走りを見せる。黒子に徹しつつも、効果的に姿勢を安定させる電子制御式4WDも安心感を高めている理由のひとつだ。とにかくその安定感、安楽さはハンパじゃない。都内では持て余すサイズだが、遠出メインならこの大きさは間違いなく大きなメリットになる。

バックカントリー

達人に先導を頼み初めて望む絶景の雪山

標準のスキーウェアに加え最低限の冬山装備を持ち込んだが、バックカントリーではその他に特別なものも必要となる。まずはスノーシュー。そしてスキーの滑走面に装着する登高用のシールだ。新雪を上るときは取り付け、滑降するときは取り外す。他にも雪崩が起きたときに捜索するためのビーコンやピッケルなども使うがこれは先生に用意してもらった。     

バックカントリーの入り口は無限にあり、例えば大きな駐車場にクルマをとめて、そこから裏山に入っていくなんていうパターンもあるそうだが、今回は先生おすすめの入り口から上ることにした。装備を整えてから普段は人が入らない温泉宿の裏側にまわると、まっさらな雪山が広がっている。まず、その美しさに圧倒される。誰の足跡もついていない雪景色。それを踏むという贅沢さ。なるほど、スキーだけでなく新雪をトレッキングして楽しむ人がいるというのも理解できる。

先生を先頭にして雪の中を歩く。シールのお陰で滑ることなく上れるが、新雪が積もっていると場合によっては数十センチの深さまで足が潜るだけに、かなりの運動量だ。今回のルート、雪の下は田んぼだそうで用水路もあり、ルートを間違えると大変なことになる。そういった地理も頭に入れておかないと危険なのである。 

数十分歩くともう大自然の中。電線もない。良さそうな傾斜を見つけたので、さっそく滑ってみる。わかってはいたが難しい。スキーの一級を持っている自分でも恐る恐る滑っていけるぐらい。格好良く滑るなんて絶対に無理だ。何度もトライしているうちに多少コツは掴めたが、美しい滑降はまだしばらく無理そうだ。でも、おぼつかない滑りでも、新雪を滑るのは本当に気持ちがいい。ゲレンデのスピード感とはまた違う楽しさだ。この日は雪がちらつく曇りだったが、それがまたアクティブ感を高めてくれた。ちょっとした冒険である。その後もゆっくりめで景色を楽しみながら、周囲を巡って雪山を下りる。

先生に挨拶してから帰路につく。当たり前だが足がフラフラだ。しかも降り続けた雪のせいで道もかなり凍っていた。けれど、クワトロシステムと最新のスタッドレスタイヤのお陰でストレスなく最寄りのICまで辿り着いた。帰りの高速も最新のアダプティブクルーズコントロールがあるから楽ちんだ。昔スキーで遊んでいたときには帰りは結構ハードだったのだが……。クルマの進化というのは本当にありがたいものである。

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