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X3をベースにしたクーペSUVであるX4
X3をベースにしたクーペSUVであるX4。ボディサイズは全長4760×全幅1940×全高1620mmでカテゴリーとしてはミディアムサイズとなる。グレードは2?直4エンジンを積むxDrive30i(764万円)と30i M Sport(814万円)、それに3?直6エンジンを積むM40i(977万円)が用意される。

さて、今回紹介するBMWのX4もそんなクーペスタイルSUVだ。今年9月に2世代目へとスイッチしたばかりの最新型は、先代よりもスポーティかつエレガントテイストを、デザイン、走りに極め、さらにより使えるラゲッジルーム、居心地のいいキャビンを仕立て上げている。

その走りは、まさにスポーティ。試乗したのはX4 M40iで、サーキットパフォーマンスを与えられたMモデルと、実用性を重視したレギュラーモデルとの中間となるMパフォーマンスモデルの一員だ。つまり、そもそもスポーティな生い立ちに、さらなるスポーティチューニングが与えられたモデル。タイヤサイズもフロントが245/40R21、リアが275/35R21と異形サイズを設定し、正直、見るからに乗り心地を犠牲にしているかのような印象を受けるのだが、これが、そんな想像を裏切るような快適さをも備えていた。

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アダプティブMサスペンションを採用するM 40i。シフトレバー横のスイッチで「スポーツ」「コンフォート」「エコ」と走行モードを任意でセレクトすることが可能。

ハンドリングはシャープというよりも正確さを極めたBMWらしいテイストを持つ。コーナーではグイグイとインを付き、公道でアンダーステアが顔を出すことなど皆無といったほどの回頭性に驚きを覚える。とにかくよく曲がるのだ。サスペンションは締め上げられてはいるものの、そこにしなやかさも合わせもっている。もちろん、タイヤサイズなりのコトコトといった硬さは存在するが、それを硬さとは呼びたくないほどのレベルだし、むしろ路面トレース性に長けていることで安心感に繋がるような心地よさを導き出している。そう、このシャシーセッティングにしては、乗り心地はすこぶるいい。そんな印象だ。

ステアリング横のスイッチで前車追走機能であるACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
ステアリング横のスイッチで前車追走機能であるACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を操作。特に高速道路では半自動運転と呼ばれる走りが味わえ、疲労軽減と安全性能の向上、その両魅力が味わえる。
シートはMの名前が与えられているだけにスポーツシートを採用。ポジションも細かく設定でき、電動調整式のサイドサポート付シートバックなど、スポーツ走行に向いた装備が用意されている。

シートはMの名前が与えられているだけにスポーツシートを採用。ポジションも細かく設定でき、電動調整式のサイドサポート付シートバックなど、スポーツ走行に向いた装備が用意されている。

最新BMWが採用する数々の安全デバイス、快適機能が凝縮されたインテリア。メーターパネルは12.3インチで走行モードに合わせてメーターパネルのカラーなどを変更する機能も備わっている。

最新BMWが採用する数々の安全デバイス、快適機能が凝縮されたインテリア。メーターパネルは12.3インチで走行モードに合わせてメーターパネルのカラーなどを変更する機能も備わっている。

オプションで設定されているワイヤレス・チャージング。対応モデルは置くだけで充電が可能。他にももはや必須の装備になりつつあるUSBインターフェイスは2つ用意されている。

オプションで設定されているワイヤレス・チャージング。対応モデルは置くだけで充電が可能。他にももはや必須の装備になりつつあるUSBインターフェイスは2つ用意されている。

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