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ティグアンTDIのセンターコンソールのナビ画面
センターコンソールのナビ画面にて、サスペンションの設定を選択可能。用途に合わせて選択ができる。また、急な勾配を自動で降る機能など、本格4WD機能を使いこなす際も、こちらの画面で確認ができる。

ワインディングに差しかかると、またグッド・サプライズが待っていた。左右に急に切り返すような場面でこそルーフの高さや重さを感じさせることもあるが、なかなか軽快で楽しめるハンドリングなのだ。鼻先が重くなりがちなディーゼルを積みつつ、フロント周りの剛性が音を上げない基本骨格は、さすがといえる。しかも試乗車はR-ライン仕様で、カタログ・モデルではオプションとなる「DCC」、アダプティブシャシーコントロール、つまりコンフォートやスポーツなどのドライブモード選択に応じてダンパー減衰力を変化させられる機構が備わっていた。前者では確かに足が柔らかく上下動を増すし、後者では足回りが締まってロールが抑えられていることが、はっきり実感できた。ちなみにこの機構は足回りだけでなく、エンジン出力カーブやシフトスケジュールにも影響する統合コントロールなので、環境への配慮優先の「エコ」やパーソナライズの効く「カスタム」も用意されている。

センターコンソールのナビ画面のシート
3列目シートを立てている間は荷室容量は137Lほどだが、これを倒して5人乗車できる状態でも、1辺ほぼ1mの立方体といえる巨大な荷室が生まれるのだ。荷室の使いやすさにMPVとしてのクオリティが表れている。

またシートも硬過ぎず、後席の足元スペースも広々としており、居住性もよく造り込まれている。インテリアは全体的に無難な印象だが、引き算を利かせた機能的なデザインでクロームをはじめとする光モノの面積も控えめ。地味ながら快適性は高いのだ。 いってみればティグアンTDI 4モーションの魅力は、CセグSUVにしてはいい意味で重量感のある乗り心地、Dセグ以上のクラスでは普及し始めたもののCセグではまだまだ高級装備といえるアクティブシャシーコントロールをオプションで選べる点にある。控えめなスペックのディーゼルエンジンでワンクラス上の質感やライドを味わえる、という意味でお勧めだ。というのも単なる燃費狙いならFFモデルに同じエンジンを積むべきだし、そうしないことでCセグとしては高いが、Dセグに比べたらお買い得価格を掲げているのだ。

新たに340Nmの2? TDIエンジンを加えたティグアン。2017年、ドイツ本国ではコンパクトSUVで最も売れている実力車だけに、グレードの充実はうれしいところ。TDIモデルの価格は408万6000円?

新たに340Nmの2? TDIエンジンを加えたティグアン。2017年、ドイツ本国ではコンパクトSUVで最も売れている実力車だけに、グレードの充実はうれしいところ。TDIモデルの価格は408万6000円?

最高出力150PS、最大トルク340Nmを生み出す2?のディーゼルエンジン。ディーゼルエンジンの特性でもある低回転域の1750回転で最大トルクを生み出すため、街中での出足の鋭さは秀逸。

最高出力150PS、最大トルク340Nmを生み出す2?のディーゼルエンジン。ディーゼルエンジンの特性でもある低回転域の1750回転で最大トルクを生み出すため、街中での出足の鋭さは秀逸。

ティグアン同様、ディーゼルの2?TDIエンジンを追加したゴルフトゥーラン。

ティグアン同様、ディーゼルの2?TDIエンジンを追加したゴルフトゥーラン。

3列シートモデルながら全長は約4500mmとコンパクトでトルクのあるディーゼルエンジンなら走りも存分に楽しめる。TDIモデルの価格は369万9000円?。

3列シートモデルながら全長は約4500mmとコンパクトでトルクのあるディーゼルエンジンなら走りも存分に楽しめる。TDIモデルの価格は369万9000円?。

エンジンはティグアンと同じ2?のTDIユニット。最先端の排ガス浄化システムを採用し、世界でも厳しいとされる日本の規制にもしっかりと適合している。

エンジンはティグアンと同じ2?のTDIユニット。最先端の排ガス浄化システムを採用し、世界でも厳しいとされる日本の規制にもしっかりと適合している。

ティグアン同様、質実剛健で使いやすいインテリア。様々な安全装備を詰め込んだ「フォルクスワーゲン オールイン・セーフティ」や、ACCの「Traffic Assist」といった多くのテクノロジーが採用されている。

ティグアン同様、質実剛健で使いやすいインテリア。様々な安全装備を詰め込んだ「フォルクスワーゲン オールイン・セーフティ」や、ACCの「Traffic Assist」といった多くのテクノロジーが採用されている。

3列目まで3点式シートベルトを用意し、フル乗車でもしっかりと乗員をサポート。万が一の時、乗員の体を守るためにカーテンエアバッグをはじめ、室内には9つのエアバッグが設定されている。

3列目まで3点式シートベルトを用意し、フル乗車でもしっかりと乗員をサポート。万が一の時、乗員の体を守るためにカーテンエアバッグをはじめ、室内には9つのエアバッグが設定されている。

通常の5人乗り状態で広い荷室を使うこともでき、さらに後席をフラットにした大きな荷物を積むことも可能。後席を倒せば1857?の荷物を積むことができる。

通常の5人乗り状態で広い荷室を使うこともでき、さらに後席をフラットにした大きな荷物を積むことも可能。後席を倒せば1857?の荷物を積むことができる。

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