ベントレー所縁の地を巡るベンテイガショートトリップ
モータージャーナリスト・島下泰久氏によるベントレー ベンテイガの英国での現地試乗レポート。

SUVであると同時にドライバーズカーでもあるベンテイガ
ベントレーのクルー工場を見学するという貴重な体験をした翌日、ベントレー ベンテイガV8を駆ってショートトリップへと出掛けた。スタート地点は、宿泊していたクルーホール。起源を12世紀にまで遡り、1837年に今の姿に修復されたという邸宅を改装したホテルである。クルーの地名は、17世紀以来ここを住まいとしてきたクルー卿の名から来ている。初日は、ここから観光地として人気のコッツォルズへと向かう。

日本にもすでに上陸しているベンテイガV8は、その心臓としてV型8気筒4.0?ツインターボエンジンを搭載する。最高出力は550ps、最大トルクは750Nm。先に登場したW12の6?ツインターボエンジンが発生する最高出力608ps、最大トルク900Nmにこそ及ばないとは言え、十二分のスペックであることは言うまでもない。