帯広から函館までは距離440km、時間にして約6時間と出た。「直感的に使える」を謳っている、まるでタブレットのようなナビに目的地を入れ、来た道を戻る。余談だが、このSENSUSと呼ばれるナビが実に優秀で、スマホやタブレットを使い慣れた世代なら何も抵抗なく受け入れられるだろう。ほぼすべての機能をものの数分で使いこなせるようになった。あいにく天候が下り坂だったので函館の絶景を見られる、僅かな可能性にかけて寄り道をせずにまっすぐ函館へ向かう。
正直、体は休憩をあまり欲しなかった。その原因は間違いなくシートの出来の良さだろう。体の大きさや相性、好みで多少評価は分かれるかもしれないが、クッションの柔らかさやほど良いサポート具合は、とにかく居心地がいい。さして疲れを感じることもなく、なんなく函館へ到着。この日はゆっくりとホテルで休むことにした。この時点での走行距離は約720km。もちろん燃料タンクはまだまだ余裕である。
Spring
2024
VOL.341
