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ステルヴィオの独創的なスタイリング(写真3枚)

ステルヴィオの見所は走りだけではない。その独創的なスタイリングも、やはり注目すべきポイントだろう。長いホイールベースに対して、切り詰められたフロントオーバーハング、後退したキャビンによって描き出されたフォルムは、エレガントな曲線基調もあって伸びやかで、且つ力強い。しかもフロントマスクには、盾型のグリルとバンパー左右の大型エアインテークの配置によって、アルファ ロメオの伝統であるトライローブ(=三つ葉)が描かれている。目をひくのは間違いない。

プレミアムレザーシートとウッドパネル(写真3枚)

プレミアムレザーシートやウッドパネルを装備したファースト エディションの内装は、ジュリアと較べてもデザイン、そしてクオリティのレベルが向上したように感じられる。広さも印象的だ。長いホイールベースの恩恵で後席は外観から想像する以上に余裕があるし、ラゲッジスペースも後席使用時で525?の容量を誇る。走り、デザインだけでなく、SUVに求められる快適性も機能性も、そこにはしっかり備わっているのだ。

目下、アルファ ロメオはブランド再建の真っ最中。”ジョルジョ”から生み出されたジュリアとこのステルヴィオを主力に据えて、プレミアムカーブランドとしての位置づけを明確化しようとしている。いかにも後輪駆動的な味わいを前面に出した切れ味鋭い走りと扇情的なデザインは、古くからのファンにはきっと響くに違いないが、果たして新しいユーザー層を惹き付けることができるかは興味深いところといえる。おそらくジュリア以上に、今マーケットが爆発的に拡大しているSUVのこのステルヴィオこそが、その先鋒を担うことになるはずである。



文/島下泰久 撮影/柳田由人 編集/iconic

本格導入の前に登場したのが限定400台のファースト エディション。内外装に特別装備を与え、スタンダードなモデルよりも上質感を高めた仕様となっている。ファースト エディションの車両価格は689万円。

本格導入の前に登場したのが限定400台のファースト エディション。内外装に特別装備を与え、スタンダードなモデルよりも上質感を高めた仕様となっている。ファースト エディションの車両価格は689万円。

ジュリアと共通のプラットフォーム「ジョルジョ」を採用。高い視線を除けば、SUVに乗っていることを忘れさせるほど、軽快なハンドリング。

ジュリアと共通のプラットフォーム「ジョルジョ」を採用。高い視線を除けば、SUVに乗っていることを忘れさせるほど、軽快なハンドリング。

LEDデイタイムランニングライトを備えたバイキセノン式ヘッドライトを中心とした印象的な顔つき。特徴的な盾型のフロントグリルと、バンパー両端に設けられたエアインテークがアルファ ロメオであることを強烈にアピールする。

LEDデイタイムランニングライトを備えたバイキセノン式ヘッドライトを中心とした印象的な顔つき。特徴的な盾型のフロントグリルと、バンパー両端に設けられたエアインテークがアルファ ロメオであることを強烈にアピールする。

有機的なラインを見せるリアスタイル。LEDを採用した横長のテールランプや口径の大きなマフラーはスポーティな雰囲気を漂わす。

有機的なラインを見せるリアスタイル。LEDを採用した横長のテールランプや口径の大きなマフラーはスポーティな雰囲気を漂わす。

全長4690mm×全幅1905mm×全高1680mmというボディサイズ。ホイールベースは2820mmとなる。20インチの5ツインスポークアルミホイールはファースト エディション専用品となる。

全長4690mm×全幅1905mm×全高1680mmというボディサイズ。ホイールベースは2820mmとなる。20インチの5ツインスポークアルミホイールはファースト エディション専用品となる。

シートにはプレミアレザーを採用。写真のレッドのほか、ファースト エディションにはブラック、チョコレート、ベージュが用意されている。

シートにはプレミアレザーを採用。写真のレッドのほか、ファースト エディションにはブラック、チョコレート、ベージュが用意されている。

後席の膝まわりはやや狭く思える。大人でも十分に座れるが、やはりステルヴィオは前席、できれば運転席に座りたくなるクルマだ。

後席の膝まわりはやや狭く思える。大人でも十分に座れるが、やはりステルヴィオは前席、できれば運転席に座りたくなるクルマだ。

シンプルで余計な装飾を押さえたことでデザイン自体の美しさをみせるインパネ。オーソドックスなスイッチの形状や配置となっている。8.8インチディスプレイを採用したインフォテインメントシステムはApple CarPlayやAndroid Autoに対応。

シンプルで余計な装飾を押さえたことでデザイン自体の美しさをみせるインパネ。オーソドックスなスイッチの形状や配置となっている。8.8インチディスプレイを採用したインフォテインメントシステムはApple CarPlayやAndroid Autoに対応。

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