アウディ、2025年には80万台の電動化車両を販売へ

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先月、アウディが明らかにした企業戦略「Audi.Vorsprung.2025」で示されたのは、2025年に電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車、合わせて80万台を販売するという目標だ。80万台とは、グローバル販売の約3分の1に達する。

皮切りとなるのは今夏にも発表される予定のEV、e-tron市販版だ。ベルギー ブリュッセルの工場はCO2ニュートラルを達成しており、今後2030年までにはアウディの世界中のすべての生産拠点がこれに倣うことになるという。

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そして2019年には2番目のモデルとしてe-tron Sportbackがデビュー。更に2020年には、アウディスポーツからe-tron GTが、そして同年にはプレミアムコンパクトEVが投入される。その後、2025年までに20以上の電動化モデルが投入され、全ラインナップでこれらを選べるようになるというシナリオだ。

アウディのEVはコンパクトセグメントではフォルクスワーゲンが開発したモジュラーエレクトリックツールキット(MEB)を用いる一方、ミッドサイズ、フルサイズ、ラグジュアリークラスではポルシェと共同でプレミアムアーキテクチャーの開発を進めている。ポルシェによれば次期マカンは、これを用いて開発されるというから、EVだけでなく様々なパワートレインに対応するようである。

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3月のジュネーヴショーで発表されたe-tronプロトタイプは、「e-tron」の文字からデザインが起こされたカムフラージュが施された状態で、すでに世界中の一般公道をテスト走行中。プロトタイプは実に250台が製作され、4つの大陸で合計500万km以上を走破したという。

航続距離はWLTPモードで400km以上を実現。ヨーロッパではIONITYが展開する最大150kWの急速充電ステーションを利用できることもあり、ロングドライブにも十分に対応するとされる。また、ドライバーアシスタンスシステムやインフォテインメント機能については、車両購入後の追加購入なども可能になる。車両には予め多くの機能を内蔵。たとえば新車購入時には支払いを抑えるかわりにこれらは保留し、余裕ができたところで改めて対価を支払うことで、これらの機能を利用可能にするといったことが可能になる。パワートレイン以外にも見どころの多いモデルとなりそうだ。

文/島下泰久 Yasuhisa Shimashita

サステナ主宰
モータージャーナリスト
2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

1972年神奈川県生まれ。燃料電池自動車や電気自動車などの先進環境技術、そして自動運転技術を中心に、走行性能、ブランド論までクルマを取り巻くあらゆる事象をカバー。自動車専門、ライフスタイル系などのwebメディアをはじめ、専門誌、一般誌、ファッション誌などの雑誌に精力的に寄稿している。また並行して講演活動、テレビ、ラジオなどへの出演も行なう。
海外モーターショー取材、海外メーカー国際試乗会へも頻繁に参加しており、年間渡航回数は20回を超える。 2011年6月発行の2011年版より、徳大寺有恒氏との共著として「間違いだらけのクルマ選び」の執筆に加わる。2016年版より単独での執筆になり今に至る。最新刊は「2018年版 間違いだらけのクルマ選び」。
2016年にサステナをオープン。主筆として一般自動車専門誌、webサイトとは違った角度から、未来のクルマと社会を考察中。

サステナ(SUSTAINA)とは?

まっすぐおもう、未来のコト。 モータージャーナリスト島下泰久氏が主宰を務める、「クルマが目指す未来」を主軸に先進環境技術やそれを取り巻く社会の変化など、あらゆる事象を追うウェブメディア。

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