スバルといえば、水平対向エンジンやAWDシステムにこだわるクルマとして知られる一方、昨今では”ぶつからないクルマ”こと「アイサイト(安全運転支援技術)」でもすっかりお馴染み。
そんなスバルが今年10月、JAL(日本航空)全面協力のもと「SUBARUテックツアー ボーイング787″中央翼”体験フライト」を開催。国際航路に用いられる最新主力旅客機ボーイング787-8型機の特別チャーター便を用意し、スバルのユーザーコミュニティから選ばれた参加者や報道陣らが搭乗。成田〜旭川空港間の貴重なフライト体感に参加してきた。
今回、搭乗するチャーター便は成田空港発、旭川空港行きのJAL4901便。旭川へは成田空港からの定期便がなく、JALとしては今回が初就航。国際線に使用されるボーイング787-8型機が旭川空港に着陸すること自体初めてとのこと。そのため、あまり馴染みのない成田空港の特別ターミナルからの搭乗手続きとなった。もちろん、チャーター便とはいえ、セキュリティチェックは普段と変わらない。シートカバーや記念品などに「SUBARU」と「JAL」のダブルネームがあしらわれている特別機ボーイング787号機の機内に乗り込み、朝8時55分にテイクオフとなった。
「なぜスバルが旅客機を?」と思う方もいるかもしれないが、戦前は航空機メーカー大手の中島飛行機をルーツにもつスバル。近年では航空宇宙事業として民間向け、防衛省向けにヘリコプターや陸上自衛隊の固定翼機、無人機の開発・製造を行っている。そしてスバルでは今回のフライトに用いられるボーイング787-8(787-9/10)型機の中央翼を担当。これまでに計650機以上を製造・納入しているのだ。