今季のアイテムの中から、”これは絶対名作になる!”という逸品をMEN’S EX編集部員が徹底討論。ヒット確実の傑作をご紹介する。
長丈ゆえの一枚仕立てのドレープ美

羽織るだけで即旬スタイルに!
人気のライン「K?ジャケット」から登場の新作チェスターコート。ボリオリのコートはもともと長めの着丈設定だが、これはさらにロング丈に。
ウール60+ナイロン20+アクリル14+ポリエステル6%。15万8000円
アンコン仕立てだからロング丈の優雅さが際立つ
内田 そのコート、長めの着丈が今っぽくていいわね。ボリオリ?
小曽根 ご明察。人気ライン、「K?ジャケット」のコートです。それにしてもよくわかりましたね。
内田 見るからに軽くて柔らかそうな仕立てがボリオリっぽいなぁと思って。これも一枚仕立て?
小曽根 そうです。裏地なしに加え、極薄パッドで軽快に仕立てています。
内田 一枚仕立てのアンコンコートをロングレングスとしたことで、ちょっとした体の動きに連れてドレープがとても美しく出るよね。
小曽根 歩き姿が格好いいでしょ?
内田 グリーンベースの千鳥格子柄も素敵。随所のネップもヴィンテージな味わいを盛り上げてる。
小曽根 生地はウールにナイロンなどの化繊をブレンドした4者混。だから着心地が一層軽く、防シワ性や耐久性も高いんです。もちろんウール100%より価格がやや抑えられているのも嬉しいポイント。
内田 ロング丈で英国調柄とダブルでトレンドを押さえているし、これ、すぐに店頭からなくなりそうね。
話したのはこの2人
小曽根広光(副編集長)
もともと短丈コートは苦手。男のコートは膝上丈が基本です。
内田さやか(副編集長)
自身が纏うコートも最近は大人っぽいロングレングスばかり。
Brand Story BOGLIOLI(ボリオリ)
1890年代創業。巧みなアンコン仕立てで近年のJKブームを牽引。「ドーヴァー」、「K?ジャケット」、「コート」など名品を生む。
お問い合わせ先
ボリオリ 東京店
TEL:03-6256-0297
[MEN’S EX 2018年1月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 文/吉田 巌(十万馬力)