世界のクラフツマンシップへの敬意とそれを学ぶ情熱、深い探究心によって、いまやJAPANは世界トップクラスの職人がひしめく国になった。そして今、面白いのは、技を究めた職人たちの新たな挑戦だ。昨今、新世代の職人たちが呼応するように新プロジェクトを続々と始動。自己世界の探求に留まらず、”外”に向かって新分野を開拓しようとする彼らに、さらなる可能性を感じずにいられない!
ビスポークの品質をもっと身近に
「ビスポークに限りなく近づけたパターンオーダーを始動」
代表 尾作隼人さん
受注人気No.1の「OP02」ベースは4型。2プリーツの「OP02」はビスポークのスタイルに最も近いモデルだ。アップチャージを払えばベルトレス化や股上の調節、ハンドステッチ入れや裾のモーニング仕上げも可能。納期約1ヶ月。東京と大阪で定期開催するトランクショー(詳細はhttp://milestone-spk.com/039/)で受注。また札幌のショップ「マイルストーン」と尾作氏のアトリエ(住所:神奈川県川崎市多摩区生田7-10-6 パインワン102)では常時オーダー可。3万6000円〜(パンタロナイオ オサク ハヤト)
クラシックノープリーツの「OP01」適度なゆとりのあるノープリーツ。フロントに入ったダーツで腰周りのフィット感を高めているのが特徴だ。
PANTALONAIO OSAKU HAYATO【パンタロナイオ オサク ハヤト】/神奈川
日本におけるパンタロナイオ(ビスポークパンツ職人)の草分けである尾作隼人氏が、パターンオーダーラインとして今年6月に始動させたブランド。早くも注文が殺到している。
尾作氏独自のビスポーク仕立てをパターンオーダーに注入
ニッポンのビスポークパンツといって真っ先に名が挙がるのがオサク。地位を確立した尾作氏が次なるプロジェクトとして選んだのがパターンオーダーラインの立ち上げだ。「生産こそ外部ファクトリーですが、何度も工場に足を運び、ビスポーク的仕立てを出来る限り盛り込みました。フィットを高めるためカーブさせたウエストバンドや膝位置を中心としてM字にカーブさせたラインが代表例です。芯材やボタンまでこだわった力作です」
[MEN’S EX 2017年11月号の記事を再構成]
撮影/ケビン・チャン スタイリング/武内雅英(CODE) 文/池田保行(04)
※表示価格は税抜き





