記憶にのこる【初上陸】
世界的な訪日の機運を受け、これまで未上陸だった高級ホテルの日本一号が続々と開業している。日本初上陸のホテルで、勝手知ったるあの街も記憶新たに姿を変えていく。
美しきアール・デコが彩る新たなランドマークが大阪に花開く
ウォルドーフ・アストリア大阪[大阪・梅田]
ヒルトンのトップ オブ トップで大阪の今を記憶に刻む
万博の開催で高まる熱気に合わせて開業し、早くも西を代表するラグジュアリーホテルとして存在感を放つ「ウォルドーフ・アストリア大阪」。聞きなれない名前かもしれないが、それもそのはず、今回が待望の日本デビューになる。かのヒルトングループの頂上ブランドに位置づけられ、展開しているのはビバリーヒルズやローマ、カイロ、ドバイなど、世界中のランドマークとなる場所ばかり。
ラグジュアリーホテルとしての由緒も実に正統だ。アメリカ初の億万長者とされるアスター家が、19世紀のNYで開業。現在では当然とされる一流ホテルのサービス、例えば24時間のルームサービスやスペシャルなホテルガストロノミーをいち早く確立してきた。「ウォルドーフ・サラダ」や「エッグ・ベネディクト」、カクテルの「ロブ・ロイ」を生み出した……と聞けば納得だろう。
そんな背景をもつここには、大阪でも4軒のレストランとバーで華やかな食体験を提供する。28階の「ピーコック・アレー」は同ホテルを代表するラウンジ&バーで、2階層吹き抜けのアール・デコ調フロアから眺める大阪の街の眺望はプライスレス。JR 大阪駅至近とあって、ビジネスにも最適だ。ぜひチェックしておきたい。
「ピーコック・アレー」で提供されるアフタヌーンティー(1万2000円。税・サ込み)も人気。屋内プールなどのウェルネス施設も充実しており、いずれもクラシックかつエレガントな設え。写真下は1泊およそ200万円~のプレジデンシャルスイート。間違いなく記憶にのこる、まごうかたなきヒルトンの最高峰だ。
ウォルドーフ・アストリア大阪
大阪府大阪市北区大深町5-54
TEL/06-7655-7111
料金/デラックスルームは、1室2名利用で1泊14万4925円~(税サ込)
※料金は時期により変動します。
滞在時間/IN15時~ 24時、OUT12時
[MEN’S EX Autumn 2025の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





