最長航続と最強加速の新世代EV。日常からロングドライブまでを優雅に彩る

BMWが次世代を見据えて開発した電動SAV「BMW iX」が、一部改良を経て新たなステージへと進化した。2021年のデビュー以来、先進的なデザインとサステイナブルなコンセプトで注目を集めた同モデルは、今回のアップデートにより航続性能とダイナミクスの両面でBMW史上最強の領域へと到達している。

ラインナップは、ラグジュアリーと快適性を軸に磨き上げられた「iX xDrive60」と、Mパフォーマンスが手掛ける最強仕様「iX M70 xDrive」の2本立てだ。前者はBMWのBEV史上最長となる一充電723kmの航続距離を実現し、長距離移動に新たな安心をもたらす。後者はシステムトータルで659ps、最大トルク1,015Nm（ローンチ・コントロール作動時は1,100Nm）を発揮。0→100km/h加速3.8秒という数字は、ラグジュアリーSUVの枠を超え、ハイパフォーマンスカーの領域に迫る。

エクステリアは、新デザインのバンパーやブラックパーツ、縦型4灯デイランプなどにより、力強さと洗練を兼備。インテリアには新設計のMマルチファンクションシートを採用し、ヴェガンザとマイクロファイバー素材による質感とホールド性を両立。センタートンネルを排した電動車専用アーキテクチャーがもたらす開放的な空間は、後席にラウンジのような寛ぎを演出する。

さらに、日本市場でBMWが初めて国交省の認可を得た「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載。最新世代のコネクティビティや「BMWデジタル・キー・プラス」によるシームレスな車両アクセスも標準化され、日常の利便性においても大きな進化を遂げている。

価格はiX xDrive60 M Sportが1,498万円、iX M70 xDriveが1,966万円。BMWが提案する電動ラグジュアリーの最前線が、いま日本の道を走り出す。