“これは絶対名作になる!”というヒット確実な名作の”たまご”たちを編集部員が徹底討論。
潜ませるチャーミング
クリケットの小柄モチーフタイ

素材も仕立ても上質ゆえさりげない柄の遊びが生きる

伊・カネパ社製のシルク生地を用い、京都の老舗メーカーの熟練職人がハンドで縫製。可愛らしいネコ柄と繁栄の象徴であるハチ柄の2種あり。同生地のボウタイ、ポケットチーフも展開。
遠目はクラシックな小紋よく見るとキャッチー
内田 伊澤さんのそのタイ、春らしい綺麗な色合いですね。
伊澤 今日はお天気もいいし、ちょっと胸元を明るく演出してみようかなと。ちなみにこれは国産タイの老舗、クリケット製。仕立ても上質で締め心地もいいですよ。
内田 あれ、その小紋、よく見たら猫のイラストじゃない!?
伊澤 いわゆるモチーフタイってやつです。子どもっぽいですか?
内田 いやいや。やるなぁと思って。そういえば昔取材した海外ブランドの重鎮も犬のイラストをプリントしたタイを締めていたっけ。
伊澤 モチーフタイって、実は昔からあるタイジャンル。柄が大きいと抵抗がある人もいるかもしれないけれど、これは遠目は普通の小紋に見えるから、使いやすい。
内田 会話の糸口にもなるものね。とくにいつもビシッと決めている人が、たまにこんなタイで茶目っ気を見せれば、周囲は確実に和むし、改めてセンスに一目置くかも。
伊澤 同感。ていうかボクも今日はその線を狙ってきました(笑)。
話したのはこの2人
内田さやか(副編集長)
男性のスーツ姿で、まず目に飛び込むのはタイ、と力説。
伊澤一臣(ファッション担当)
夏場もスーツを着たときには必ずタイを締めるのがモットー。
Brand History CRICKET(クリケット)
服飾小物を手掛ける日本のメーカーが1960年に立ち上げたブランド。主軸のタイは、クラシックかつ上質な仕立てでファン多数。
お問い合わせ先
クリケット
TEL:0120-800-532
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)