いつもより少し新しさを感じさせるのは、たとえばこんなスーツ!

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ブルネロ クチネリのブラウンリネンのスーツ

ブルネロ クチネリのブラウンリネンのスーツ
ジャケット37万円、パンツ11万5000円、シャツ8万3000円、ジレ13万円、タイ3万6000円、チーフ2万6000円、ベルト27万7000円/以上ブルネロクチネリ(ブルネロクチネリジャパン)時計271万円/ヴァシュロン・コンスタンタン(ヴァシュロン・コンスタンタン)

リネンの柔らかな風合いが色濃く漂うアンコン仕立てのスーツ。チョークストライプのシャープさが引き立って崩しの効いたドレスアップの変化球を演出できる。

ほんの少し、いつもより思い切ったスーツを纏う

作るブランド、着る企業人に毎号取材を続ける弊誌だからこそわかる、スーツの趨勢がある。それは、最近の装う人は皆、意思をもってスーツを着ているということだ。”こうあるべき”だからスーツを着るのではなく”自分らしく過ごすための服”という、今の時代に合った装い思考だ。

昨今はスーツを着なくてもいい時代へと加速している。しかしその一方で、新鮮かつ華やかな生地で個性を演出できるもの、機能素材や動きやすい新パターンで工夫を凝らした一着など毎シーズン多様なスーツが生み出され、そういうヒネリが効いたものほど飛ぶように売れている。

つまり着ることが義務という時代ではないからこそ逆に、より私的なスーツの楽しみ方が増えているのだ。たとえば夜のパーティを狙って華やかな一着を纏ってもいいし、アフター5の余暇や休日の外出に自転車に乗るなら伸びるスーツを着たっていい。周りと同じが是ではなく、今やスーツは”日々自由に着る服”なのだ。だから、いつも同じようなスーツを着ているなら、少しだけ思い切って脱却してみよう。貴兄を華やかに演出してくれたり、今までにない着心地が待っている。



※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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