スーツ姿を格上げする! イタリア名品6選

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トム フォードアイウエア
スーツ34万円/サルトリオ(ストラスブルゴ) シャツ1万5000円/ボルゾネッラ(伊勢丹新宿店) タイ1万6000円/ホリデー&ブラウン(ユナイテッドアローズ 丸の内店)

男は変わった。靴・小物はどうだ?

バブル崩壊、IT革命、リーマンショックetc.男の生き方も美意識も大きく変わった平成時代には無数の靴・小物が生まれ、名品として進化してきた。その歴史を顧みつつ、これからの展望を考えてみよう。

青柳光則さん・池田哲也さん・吉田周平さん

平成を見てきた服飾名士たちが語る

ファッションディレクター 青柳光則さん(左)
1960年生まれ。出版社勤務を経て’83年独立。DC、クラシコなどトレンドの現場を牽引。

服飾評論家 池田哲也さん(中)
1968年生まれ。’90年三越入社後ローマ駐在。クラシコブーム前から当地の魅力に触れる。

ビームス ドレス部ディレクター 吉田周平さん(右)
1969年生まれ。’89年ビームス入社。バイイングを通して平成ドレスクロージングを主導。

平成の”新しい!”はイタリアが生んできた
【平成紳士の名靴・名小物 多事総論 #3】

M.E.1996年10月号
M.E.1996年10月号


MEN'S EX M.E. さて、次はイタリアについて。


青柳さん 青柳 平成初頭はミラノ3Gとよばれたモードブランドが全盛で、今M.E.でお馴染みのイタリアブランドは知る人ぞ知る存在でした。


池田さん 池田 ここに挙がっているものだと、ヴァレクストラはその当時から知られていたブランドですね。


吉田さん 吉田 色の展開とか、黒でコントラストを付けたコバとか、イタリアならではの華やかさがありますよね。


池田さん 池田 でも、いわゆるクラシコブランドはほぼ無名でした。私は’90年に三越に入って、それらの担当をしていたのですが、当時は本当に売れなかったですね。


MEN'S EX M.E. それが大ブームになったのはどんな理由があったんでしょうか?


<span style=font-size:1.1em;><strong>ヴァレクストラの名刺入れ</strong></span><br /><strong>《名作になった年…平成初頭(1990年ごろ)》</strong><br><br><strong>ミラノの洗練が醸す唯一無二の華</strong><br>繊細なシボが浮いたレザーの素材感と鮮やかな色彩表現で服飾業界人を魅了し続けているヴァレクストラ。フランスともイギリスとも違う柔らかさと華やかさが最大の魅力だ。全てのコバが黒く磨かれているのも特徴で、目立つロゴや意匠のないシンプルデザインにして、すぐにそれとわかるのも秀逸。縦11.5×横7×マチ1.5cm。各3万8000円(ヴァレクストラ・ジャパン)

ヴァレクストラの名刺入れ
《名作になった年…平成初頭(1990年ごろ)》

ミラノの洗練が醸す唯一無二の華
繊細なシボが浮いたレザーの素材感と鮮やかな色彩表現で服飾業界人を魅了し続けているヴァレクストラ。フランスともイギリスとも違う柔らかさと華やかさが最大の魅力だ。全てのコバが黒く磨かれているのも特徴で、目立つロゴや意匠のないシンプルデザインにして、すぐにそれとわかるのも秀逸。縦11.5×横7×マチ1.5cm。各3万8000円(ヴァレクストラ・ジャパン)

<span style=font-size:1.1em;><strong>トラモンターノのミニクラッチ</strong></span><br /><strong>《名作になった年…平成22(2010)年ごろ》</strong><br><br><strong>ナポリならではの軽快さで世を席巻</strong><br>日本におけるクラッチバッグブームの火付け役。A4サイズが最初にヒットし、その後コンパクトなミニサイズも登場して人気となった。柔らかなシボ革使いも軽快感満点。縦16.5×横30×マチ3cm。2万6000円(エスディーアイ)

トラモンターノのミニクラッチ
《名作になった年…平成22(2010)年ごろ》

ナポリならではの軽快さで世を席巻
日本におけるクラッチバッグブームの火付け役。A4サイズが最初にヒットし、その後コンパクトなミニサイズも登場して人気となった。柔らかなシボ革使いも軽快感満点。縦16.5×横30×マチ3cm。2万6000円(エスディーアイ)

<span style=font-size:1.1em;><strong>アット ヴァンヌッチのセッテピエゲタイ</strong></span><br /><strong>《名作になった年…平成28(2016)年》</strong><br><br><strong>リボンを巻くように軽やかな締め心地</strong><br>フィレンツェの工房で作られるハンドメイドタイ。セッテピエゲや裏地なしの軽快仕立てを得意とし、個性的かつ渋い独自の生地表現でブランド始動まもなく大人気に。今、世界のウェルドレッサーが最も注目するタイブランドのひとつだ。3万円(レガーレ)

アット ヴァンヌッチのセッテピエゲタイ
《名作になった年…平成28(2016)年》

リボンを巻くように軽やかな締め心地
フィレンツェの工房で作られるハンドメイドタイ。セッテピエゲや裏地なしの軽快仕立てを得意とし、個性的かつ渋い独自の生地表現でブランド始動まもなく大人気に。今、世界のウェルドレッサーが最も注目するタイブランドのひとつだ。3万円(レガーレ)

<span style=font-size:1.1em;><strong>マリネッラ ナポリのプリントセッテピエゲタイ</strong></span><br /><strong>《名作になった年…平成6(1994)年ごろ》</strong><br><br><strong>リボンを巻くように軽やかな締め心地</strong><br>'94年に開催されたナポリサミットの際、当時のベルルスコーニ首相が各国の参加者に贈ったことで世界的ブランドに。幅約9cmのプリントシルクタイが大定番で、柔らかく軽い締め心地が特徴。クラシックな小紋柄も気品あり。3万円(マリネッラ ナポリ 丸の内)

マリネッラ ナポリのプリントセッテピエゲタイ
《名作になった年…平成6(1994)年ごろ》

リボンを巻くように軽やかな締め心地
'94年に開催されたナポリサミットの際、当時のベルルスコーニ首相が各国の参加者に贈ったことで世界的ブランドに。幅約9cmのプリントシルクタイが大定番で、柔らかく軽い締め心地が特徴。クラシックな小紋柄も気品あり。3万円(マリネッラ ナポリ 丸の内)

<span style=font-size:1.1em;><strong>ムンガイのリネンチーフ</strong></span><br /><strong>《名作になった年…平成11(1999)年ごろ》</strong><br><br><strong>王道も個性派も自由自在な表現力</strong><br>フィレンツェ郊外で100年以上の歴史をもつムンガイ。高級リネンの名門としてベーシックなチーフを手掛ける一方、レースをあしらった装飾系チーフのパイオニアでもある。ピッティにも出展し新作開発にも意欲的。左:4000円、右:6000円(以上ストラスブルゴ)

ムンガイのリネンチーフ
《名作になった年…平成11(1999)年ごろ》

王道も個性派も自由自在な表現力
フィレンツェ郊外で100年以上の歴史をもつムンガイ。高級リネンの名門としてベーシックなチーフを手掛ける一方、レースをあしらった装飾系チーフのパイオニアでもある。ピッティにも出展し新作開発にも意欲的。左:4000円、右:6000円(以上ストラスブルゴ)

<span style=font-size:1.1em;><strong>サントーニのドレス靴&スニーカー</strong></span><br /><strong>《名作になった年…平成10(1998)年ごろ》</strong><br><br><strong>イタリア靴の魅力はこれを履けばわかる</strong><br>卓越した企画力で何度も大ブームを起こし、今やイタリア靴の代表格に。左:ムラ染めを施したアッパーと、ドレッシーなシングルソールがエレガント。マッケイ製法。12万8000円、右:高級レザースニーカーの草分けでもあるサントーニ。こちらは白の異素材コンビで、履き口の踵部分にクッションを仕込むなど履き心地も極上。7万2000円(以上リエート)

サントーニのドレス靴&スニーカー
《名作になった年…平成10(1998)年ごろ》

イタリア靴の魅力はこれを履けばわかる
卓越した企画力で何度も大ブームを起こし、今やイタリア靴の代表格に。左:ムラ染めを施したアッパーと、ドレッシーなシングルソールがエレガント。マッケイ製法。12万8000円、右:高級レザースニーカーの草分けでもあるサントーニ。こちらは白の異素材コンビで、履き口の踵部分にクッションを仕込むなど履き心地も極上。7万2000円(以上リエート)

<span style=font-size:1.1em;><strong>トム フォードアイウエア</strong></span><br /><strong>《名作になった年…平成21(2009)年ごろ》</strong><br><br><strong>平成紳士のステイタスシンボル</strong><br>世界的ファッションデザイナーであるトム・フォード氏が手掛けたアイウエアということで、2005年のローンチ当初から注目されていたが、氏の初監督映画『シングルマン』の主役に着用させたことで大ブレイク。クラシックなウエリントンシェイプにブランドイニシャルの「T」を象ったヒンジがアイコン。4万円(トム フォード アイウエア)

トム フォードアイウエア
《名作になった年…平成21(2009)年ごろ》

平成紳士のステイタスシンボル
世界的ファッションデザイナーであるトム・フォード氏が手掛けたアイウエアということで、2005年のローンチ当初から注目されていたが、氏の初監督映画『シングルマン』の主役に着用させたことで大ブレイク。クラシックなウエリントンシェイプにブランドイニシャルの「T」を象ったヒンジがアイコン。4万円(トム フォード アイウエア)

2024

VOL.341

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