『MEN’S EX特別編集 最高の靴選び』では、人気ブランドの「最高の3足」をピックアップ。履く時にテンションがあがる2026年“今”の最高の靴選びを真剣に考えてみたい。
around 4万円で、本格靴
“本格派も唸る” POLPETTAのグッドプライス
本格靴の価格が上がり続ける今、4万円前後でこのクオリティは驚異的。履き心地や仕上げに手間を惜しまず、工夫で無駄を削る。ポルペッタのグッドプライスには、靴好きも納得の理由があるのだ。
馬蹄型バックルが上品なアクセントを添えるモンクローファー。足を柔らかく包むボロネーゼ製法を採用し、レザーソールは縫い糸を表面に出さないチャネル仕上げ。4万700円
レザーを巧みに編み込んだ一足。天板にスリットを入れてアッパーを吊り込む独自製法とラバーソールで、サンダルの軽快さとシューズのような安定感を兼ね備える。3万9600円
手間は惜しまず、無駄を削る靴づくり
昨今、値上がりを続ける本格靴。とりわけ海外ブランドは、おいそれと手を伸ばせない存在になりつつある。そんな中、注目したいのがポルペッタだ。4万円前後の価格帯を中心に、確かな作りと日常での履きやすさを追求。
ディレクターの山﨑学人さんは、グッドプライスの理由をこう話す。
「本格的な革靴を、特別なときだけではなく、普段から履いてほしいという思いがあります。素材や作りにこだわれば、どうしても価格は上がります。でも、価格を抑えるために品質面を妥協してしまっては、本末転倒です。大切な部分にはしっかりと手間をかけながら、生産体制を工夫することで、本格的な作りと手に取りやすい価格の両立を目指しています」
かけるべきところには手間をかけ、削れる無駄は徹底的に省く。グッドプライスを支えるのは、そんな明快な方針だ。
「一つのデザインを完成させるまでに何度もサンプルを作り、実際に足を入れて履き心地を確かめながら、全体のラインや細かな部分を修正しています。生産面では工場と密に連携し、使用する素材やパーツを整理・共通化することで、工程の無駄を減らし、コストを抑えています」
省くのは、あくまで生産上の無駄。履き心地を左右する部分には、むしろ手間を惜しまない。そのこだわりは、足入れにも表れている。
「すっきりとしたフォルムを保ちながら、日本人の足に馴染みやすいよう、幅や甲まわり、踵の収まりを細かく調整します。革選びでも、表情のよさに加え、柔らかさや足当たりを大切にしています」
しなやかなゴートスエードを用い、ライニングにも同じ革を貼り合わせたドレスローファー。ボロネーゼ製法ならではの返りのよさで、歩きやすく疲れにくいのが特徴。3万9600円
履き心地だけでなく、デザインにもひと捻りが効いている。
「ベースは、飽くまでクラシック。伝統的な雰囲気を大切にしながら、素材や金具、製法などにさりげなく遊びを取り入れています。また、以前レディースシューズの企画に携わっていた経験から、クラシックなデザインの中に、どこか色気を感じさせるラインを加えることを意識しています」
山﨑さんにとって “最高の革靴” とは、「つい手に取って、履く機会が自然と増えていく靴」。単に安いだけではない。作り、履き心地、デザインまできちんと手をかけた靴が、4万円前後で手に入る。そこに、ポルペッタの真価がある。
パターンオーダーができる「POLPETTA ショールーム」
東京・南青山のショールームは完全予約制。落ち着いた空間で実際に試着しながら靴選びができるほか、パーソナルオーダーにも対応する。用意されたモデルをベースに、好みの革や色を選んで自分だけの一足を誂えることができる。仕上がりは通常2~3カ月ほど。
[住所]東京都港区南青山3-14-14 サン南青山103号室
[営業時間]平日/11:00-19:00、土曜/11:00-19:00
[定休日]日・祝
※来店時はHPより要予約
問い合わせ先
POLPETTA ショールーム
https://polpetta.jp
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