価格でも、速さでもない
エグゼクティブがラグジュアリーカーを選ぶ20の理由
高価であること。速いこと。豪華であること。もちろん、それもラグジュアリーカーを形づくる要素だ。
けれど、一台を選ぶ理由はそれだけではない。受け継がれてきた歴史、遠くまで走りたくなる心地よさ、自分だけのために仕立てる愉しみ、名車に宿る希少性や来歴。そして、そのクルマだからこそ出会える特別な体験や文化まで。何を買うかではなく、何を理由に選ぶのか。
エグゼクティブのための、いまのラグジュアリーカー選びを20の視点から考える。
【II】CHOICE 自分の価値観で選ぶ
(5)遠くへ走る時間を贅沢にする
休日のロングドライブを最高の時間に変えるグランドツアラーには、リビングのように寛げる洗練されたコクピットと、数百キロを走っても疲れにくい上質な乗り心地、そして適度なスポーツ性が欠かせない。英国とイタリア、それぞれの流儀で仕立てられた対照的なGTが、まさにその答えになる。
しっとりと重厚な乗り味と、どこからでも加速できる余裕。500kmほどの移動なら、むしろ走るほどに心身が整っていくような感覚さえある。山奥の宿で癒やされた帰路に、運転で疲れてしまっては意味がない。コンチネンタルGTなら、移動そのものが寛ぎの時間になる。ローテーションディスプレイでデジタルから距離を置けるのも粋だ。 価格3930万3000円〜(Bentley Motors Japan)
グラントゥーリズモにはICEとBEVが用意されるが、GTらしい情緒を味わうなら、自社開発のV6ツインターボ「ネットゥーノ」を積むICE版に惹かれる。洒落たインテリアはラグジュアリーとスポーティの間を絶妙に行き来し、長距離でも心が落ち着く。勇ましすぎないV6サウンドもまた、旅の時間を心地よくしてくれる。 価格2155万円~(マセラティ コールセンター)
[MEN’S EX Autumn 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





