『MEN’S EX特別編集 最高の靴選び』では、人気ブランドの「最高の3足」をピックアップ。履く時にテンションがあがる2026年“今”の最高の靴選びを真剣に考えてみたい。
GEORGE CLEVERLEY(ジョージ クレバリー)
革靴に素朴なラウンドトゥしかなかった時代。エッジの効いたチゼルトゥの登場に、世の紳士はカルチャーショックを受けたという。そんな衝撃は、現代の靴好きが初めて目にしたときも同様だっただろう。そのチゼルトゥを世に広めたのがジョージ クレバリーだ。
マイケル3
【製法】 グッドイヤーウェルテット
【ソール】 レザーソール
格式高く色気も感じるストレートチップ
つま先の角度、形状がノミ(チゼル)の刃に似ていることに由来するチゼルトゥ。正面からはスクエアのように見えるが、実際は直線と曲線が複雑に絡み合い、芸術的なバランスを表現しているのだ。アイコンの「マイケル」は格式高いストレートチップゆえ、ジョージ クレバリー特有のチゼルトゥのエッジ、色気をシンプルに堪能できるモデルといえる。同ブランドはパーフェクトなフィッティングを目指した靴作りでも知られ、土踏まずをグッと絞ったベベルドウエストも象徴的。足のアーチをしっかりサポートし、靴の美しさも引き立たせている。18万7000円
アダム2
【製法】 グッドイヤーウェルテッド
【ソール】 レザーソール
オーラを放つセミブローグ
ジョージ クレバリーを代表するセミブローグモデルの「アダム」。右のマイケルと比べると、ややエッジが控えめな印象。ただ色気はこちらもすごい。チゼルトゥにウエストの絞りが効いたフォルム。そして内羽根に滑らかな曲線を描くエレガントなアデレード。ジョージ・クレバリーならではのラムズホーンのメダリオンと、木型とデザインバランスが秀逸。履き口のブローギングを省略して、すっきり見せる足し引きも最高だ。18万7000円
ANTHONY CLEVERLEY(アンソニー クレバリー)
チャーチル
【製法】 フルハンドメイド(十部仕立て)
【ソール】 レザーソール
風格が半端じゃないけど、じつは……
こちらはジョージに劣らない天才靴職人、甥のアンソニーの代表作。かの英国首相、ウィンストン・チャーチルのビスポークをルーツにしたモデル。紐に見える部分は、じつはイミテーション。一枚革のアッパーにサイドエラスティックがあしらわれ、スリッポンのように着脱できる。そんな斬新な仕様からレイジーマンとも呼ばれる。アンソニーもチゼルトゥをハウススタイルとし、本作はエレガントな滑らかさも感じる仕上がり。59万4000円
【BRAND HISTORY】GEORGE CLEVERLEY(ジョージ クレバリー)
1898年にロンドンの靴職人の家に生まれた、創業者のジョージ・クレバリー。氏はビスポークブランドで約40年のキャリアを経てチゼルトゥを習得。1958年に自身のブランドをスタートし、チゼルトゥのスタイルを確立すると、名だたる洒落者が殺到し顧客となる。70年代にブランドは休止するが、1993年にクレバリー氏の2人の愛弟子が再興。現在はクレバリー氏の甥であるアンソニー・クレバリーの名を冠したブランドも、最高級ラインとして展開している。
【創業年】1958年
【創業者】ジョージクレバリー
【創業地】イギリス/ロンドン
問い合わせ先
トモエ商事(株)
TEL:03-3874-3147
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