新方式のハイブリッドシステムを搭載したLX700h

レクサスはSUVモデルであるLXを一部改良し、さらに新ハイブリッドシステムを搭載したLX700hを世界初公開した。

新たに登場したLX700hは、LXの「世界中のどんな道でも楽に、上質に」のコンセプトのままに「どこへでも行き、生きて帰って来られる」という耐久性と運動性能、そして上質な乗り心地を両立する過酷地にも対応する“電動”フラッグシップSUVとして登場。

新ハイブリッドシステムには、V6 3.5リッターツインターボエンジンと10速ATの間に、クラッチを有するモータージェネレーターを配置した、パラレルハイブリッドシステム。これによりエンジン＋モーターの高出力・大トルクを確実に路面に伝え、シチュエーションに応じてエンジンのみ、モーターのみへの走行の切り替えをハイブリッド制御システムが最適にコントロールするという。

応答性の良いモーターのトルク特性と大排気量ツインターボエンジンの組合せは、低速域でレスポンスの良いリニアな発進・加速を、アクセル踏み込み時や高速域では、大トルクを活かした力強く伸びのある加速を実現する。

また、ハイブリッドシステムが停止した場合にもスタータでのエンジン始動が可能で、オルタネータで発電した電力を12V補器バッテリーへ供給することでエンジンのみでの退避走行ができるという。

このLX700hにおいてもレクサスは、全ラインナップで統一した走りの味“Lexus Driving Signature”を追求している。なお、発売時期は2024年末以降としている。

さらに、このLX700hの導入に合わせてガソリンモデルも、インテリアに12.3インチ大型フル液晶メーター、前席にエアブラダー（空気袋）方式のリフレッシュシートを採用したほか、センターコンソール上面の「置くだけ充電」の世代を更新するなど機能・装備面の充実を図っている。