2022年に刊行された『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』の第2弾として、「複雑時計編」が発売となった。本書ではここ数年ブームが続いている複雑時計に絞って、その魅力的な機能や難解に動く「しくみ」を、とにかくわかりやすく解説。奥が深いさまざまな複雑機構のしくみをご紹介しよう。
時計の発展に貢献したキーパーソン
時計を作った重要人物
時を計る道具としての時計 ―― それは、人類の叡智が生み出した結晶でもある。日時計から始まり、振り子時計、懐中時計、腕時計、原子時計へと発展してきた時計の歴史の裏には、多くの偉人たちの存在があった。時計史に確かな足跡を残す偉人のプロフィールを紹介する。
ニコラス・G・ハイエック【HAYEK, Nicolas G.】
(1928〜2010)

スイス時計産業界に君臨した時計王
クォーツの普及により不振に陥っていたスイス時計産業を救うべく立ち上がったのがハイエックだった。彼は1983年、時計メーカーやムーブメント製造会社など多数の企業を含む巨大なスウォッチ グループを創設。スウォッチの大流行によって、彼の戦略は見事に成功した。1999年にはブレゲやジャケ・ドローなどを買収し、さらなるグループの拡大を図り、17の時計ブランドと160以上のファクトリーを有する同グループの会長として、スイス時計界に絶大な影響力をもっていた。2010年逝去。
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『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ【複雑時計編】』
定価:2,420円(税込)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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