ちょっと暖かな日
ツイードJKはコートにもなる。
この冬は動きやすさや機能性、耐久性に特化したヘビー・デューティなアイテムが注目されている。なかでも今、業界人の間で話題を呼んでいるのが秋冬の定番ともいえるツイードジャケットだ。
空気をたくさん含むことができるツイードは、保温性が高く、防寒性に優れた紡毛素材なので、冬用のコートやジャケット地として重宝されているが、特に、比較的温暖な日が多い都心であれば、冬の時季でもジャケット単体で、軽快に愉しめるというわけだ。
ただし、着こなし方にちょっとしたコツが必要。カントリーテイストに振りすぎないように、小物使いを意識して、都会的でモダンな雰囲気を演出することがポイントになる。インナーにはいつもよりちょっと厚手で明るめのカラーニットを着込んで、首元には大判のマフラーを巻き、柔らかくて手馴染みのいい上質なレザーグローブさえしておけば、ツイードジャケットの武骨さは払拭され、真冬の防寒対策としても十分だろう。
今どきカジュアルな印象は残しつつも、気負いなくガシガシと着られるツイードジャケットが活躍してくれるに違いない。着こなし次第でコート代わりにもなる大人のツイードジャケットスタイルにこの冬は是非、挑戦して欲しい。
Paul Stuart
色小物で装うモダンブリティッシュ
ガンクラブチェックのジャケットには、落ち着いたグレーのミドルゲージタートルを。大判のカシミアマフラーで首元にアクセントを加えつつ、レザーグローブで大人の品格を演出する。ジャケット11万円/ポール・スチュアート(ポール・スチュアート 青山本店)
お問い合わせ先
ポール・スチュアート 青山本店 TEL 03-6384-5763
[MEN’S EX Winter 2024の記事を再構成]
※表示価格は税込み。