絶景を前に人気銘柄をテイスティング
テイスティングルームには東京の広尾店や銀座店、京都の祇園店が模しているウッディなカウンターがあり、その奥には窓からワイン畑が一望できる部屋も完備。春~秋の気候の良い日は外のパティオで絶景テイスティング、というのもまた格別だ。せっかくなら畑や醸造所、カーブを巡るワイナリーツアーでガイドの解説も併せて聞けば、ワインの味もより堪能できるだろう。

日本でも大人気の銘柄「asatsuyu(あさつゆ)」「rindo(紫鈴)」「murasaki(紫)」「ai(藍)」が試飲できる。

晴天の日なら、外のパティオでテイスティングが可。テイスティング料は6種$80(ワイナリーツアー追加で$110、サンドウィッチのランチ付きで$140)。WEBで要事前予約。
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スパークリングも白・ロゼとも◎

2018年に登場したケンゾー初のスパークリングワイン「sei(清)」や、ロゼスパークリングの「suzu(寿々)」を、ワイナリーから畑を一望しながら味わえば、爽快感は一段と際立つ。
URL:https://www.kenzoestate.jp/estate/
Instagram:@kenzoestate
MAP:NAPA
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北は温暖、南は冷涼で多様なワインが生まれる
ナパバレーは、カリフォルニア州の中西部に位置する渓谷地帯。アメリカの政府公認ワイン指定地域AVA(American Viticultural Areas)の中でも、ワインの筆頭産地といえる。谷(Valley)の両側は東西2つの山脈に挟まれ、日中は温暖で湿度が低いが朝晩は冷え込むという気候の特徴がある。海流からくる霧や冷風が南から北に向かって流れ込むので、南にいくほど涼しく冷涼、北へ行くほど霧の影響は低くなり日中も日当たりがよく温暖となる。約500軒以上のワイナリーが各所に点在するが、エリアごとに気候や土壌の特徴が異なり、ワインの味も多様性に富む。
ナパバレーウェルカムセンター

ナパバレー南部に位置するダウンタウンの中心に「ナパバレーウェルカムセンター」がある。ここですべての街の情報や、近日中に行われるイベントの情報などを得ることができ、またナパならではの「Napa Valley」と記されたキャップやワイン関連グッズなどオリジナルのナパ土産も調達可能。
https://www.visitnapavalley.com/
[MEN’S EX Spring 2023の記事を再構成]
取材協力=サンフランシスコ観光協会、ナパバレー観光局、ユナイテッド航空
※表示価格は税込み。