年末が近づき、お酒を飲む場面が増えるのは世の常。大勢でにぎやかに楽しむのもいいが、大切な人と、ゆったりとした気分で、お酒を楽しむのは、実に心地よいものだ。そんなときに、活用したいのは品格があり、洗練されたムードを味わえる極上ホテルのバーだ。

特にいまの時季は、さまざまなバーで冬限定のウィンターカクテルが提供されている。そこで、味はもちろん、個性豊かで、ホリデー気分が満喫できる、4ホテルのウィンターカクテルを集めてみた。いずれも名門だけに、2人で飲み比べてみるのも楽しいのでは？

東京ステーションホテル バー＆カフェ カメリアの
「クリスマスカクテルプレート」

赤、緑、白のクリスマスカラーに、ついつい気分も高揚してしまうのが、こちらのクリスマスカクテルプレートだ。まず、赤（写真中央）はベリー特有の甘酸っぱさが際立つ、スパークリングカクテル。次に緑（写真右）は、キウイシロップとマスカットジュースにスパークリングワインをプラスした爽やかなドリンク。最後に白（写真左）はピーチの食感を味わいながら、アマレットリキュールとバニラがミックスされたクリーミーさがうれしいカクテルソルベ。そしてプレート上のクリスマスツリーを象ったデコレーションには、鮮やかなドライフルーツが添えられている。味覚はもちろん、視覚的な演出はクリスマスを大いに盛り上げるに違いない。

ザ・ラウンジ by アマンの
「クリスマスカクテル」

ディナーの前後に、大切な方と過ごすクリスマスにふさわしいウィンターカクテルを用意しているのがアマン東京のザ・ラウンジ byアマン。「クリスマスカクテル」にラインアップされている一例が、雪景色をイメージし、シャンパーニュを使ったフィズ「クリスマス ウィッシュ」。ほかにも、真っ赤なドレスをイメージした「ルージュ ノエル」など、華やかなグラスがあり、季節感を味わいたい2人にはうってつけだ。一言添えると、目の前に広がる東京の夜景も、ぜひ2人でお楽しみあれ。

パレスホテル東京 メインバー「ロイヤル バー」の
「柚子ウイスキーサワー・金柑モスコミュール・ジャックローズ」

世界大会にて優勝経験を持つチーフバーテンダー 大竹 学氏の腕前が評判なのはパレスホテル東京のメインバー「ロイヤル バー」だ。こちらからは、ウィンターカクテル4種を紹介しよう。

酸味と甘味が調和した爽やかな口当たりを、ぜひ味わってほしいのが、仕上げの柚子が決め手の「柚子ウイスキーサワー」。使用しているのは世界の五大ウイスキーをブレンドしたワールドウイスキー。レモンジュース、柚子のマーマレード、エルダーフラワーのリキュール、そして卵白を合わせ、柚子を振って仕上げている。

左から順に、上で紹介した柚子ウイスキーサワー、そして、金柑モスコミュール、ジャックローズの3種。金柑モスコミュールは、糖度の高い金柑にジンジャーの辛味を加えた、口当たりも楽しめるカクテルだ。ジャックローズは、リンゴのブランデーと甘酸っぱいザクロが奏でる絶妙なハーモニーに酔いしれる一杯となっている。

オークラ東京 メインバーオーキッドバーの
「ドン・ペリニヨン ロッシーニ」

オークラ東京 プレステージタワー 5階のオーキッドバーは、熟練のバーテンダーにしかできない独自の「３段振り」と言われるシェイクで知られる。一流の腕前が堪能できる、こちらで、毎年、クリスマス時期に好評なのが写真の真紅の一杯。フレッシュな苺とドン・ペリニヨンを使用した、期間限定のカクテルだ。