走りもスムーズで安全・快適に
走りにも注目だ。モーター駆動らしいスムーズな加速に加え、軽自動車らしからぬ加速が自慢だ。これは、最高出力こそ64psと他の軽自動車と同様ながら、最大トルクはデイズ(60Nm)の約3倍となる195Nmのおかげ。速度に対応した減速を実現するe-ペダルステップや、3つのドライブモードも備え、誰でも快適に走らせることができるという。
また、運転支援技術のプロパイロットや、軽初採用の自動で駐車してくれるプロパイロット パーキングなど、インテリジェントモビリティのサポートにより運転をさらに快適にしてくれる。
5月の発表から約3週間で受注が1万1000台以上と、セールスも好調。「毎日の生活の質を高めてくれるEV」は、ガソリン過疎地をはじめ、日常のアシとして定着するか? 地方を中心に複数台所有も多く、国内自動車販売台数の約40%を占める軽自動車。そこに登場した軽EVの今後に注目だ。
ちなみに、日産がバーチャルギャラリーなどを展開するメタバース上でも、サクラの発表イベントや“試乗”ができるNISSAN SAKURA Driving Islandを公開。
今回はVR対応機器を持っていない人も見られるように、YouTubeで発表イベントの同時配信(動画はこちら)を行うなど、VRコミュニティにも注力する日産らしい試みも行われている。
写真=日産自動車、三菱自動車 構成・文=iconic