田上 最近、通勤からデイリーまでこなすトートバッグが定着しましたね。ビジネス兼用なら、やはりオールレザーを選びたいところ。実は今、山羊革専門の英国発の新ブランド、ビリータナリーが話題なんです。
伊澤 頑丈でも、クタッとした柔らかい革の質感(※1)が好みだな。
田上 チェスナットカラーがエイジングしていく姿も楽しみ。
伊澤 堅牢な英国モノも好みだけれど、洒落感でいえばイタリアンブランドも捨てがたい。柔らかなレザーに鏡面仕上げの金具が映えるフルラなんてどう?
田上 人気トートの「GIOVE」は、シュリンク革からスムースレザーになり一段と軽量に(※2)。ハンドルは2段階で調節可能で、肩掛けも可能です。
伊澤 多用途でいえば、セレクトショップの提案も面白い。
田上 トゥモローランドは、寛ぎのキャンバス地にレザーハンドルを組み合わせ(※3)て、幅広い装いに合う別注品がいいですね。
伊澤 キャンバス地ならではのカジュアル感で、アウトドアレジャーでも活躍してくれそう。
田上 ビームスは今どき珍しい仏製。もともとウイメンズのモノをメンズサイズにアップデート(※4)した別注品だそうです。
伊澤 なるほど。小ぶりながら、広げるとマチ幅があって、見た目以上の収納力。大きすぎず小さすぎない洒落たバランスだね。
話したのはこの2人
田上雅人(時計・クルマ・美容担当)
ダレスバッグやアタッシェケースを愛用していたが、最近、ようやく肩掛けトートの便利さに気づいた。
伊澤一臣(ファッション エディター)
最近、スニーカー通勤が増えたせいで、通勤鞄もトート派からリュック派に乗り換えたばかりの47歳。
[MEN’S EX Autumn 2021の記事を再構成]
※表示価格は税込み。