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高性能モデルゆえのデメリットは見当たらない

アウディ「RS6アバント」
よりスポーティにチューンされたRSアダプティブエアサスペンションを標準装備。4輪操舵システムや、RSモードを備えたドライブセレクトなども装備し、0-100km/h加速は3.6秒となる。

同じことはRS6アバントについてもいえる。とりわけ新型は日本仕様でもエアサスペンションが標準装備となり、足回りのしなやかさがさらに向上。もはや高性能モデルゆえのデメリットはまったく見当たらないといってもいいほどだ。

アウディ「RS6アバント」
RSモデル生誕25周年となる2019年に本国で発表された、4世代目となるRS6アバント。ボディサイズは全長4995×全幅1960×全高1485mm、価格は1764万円。

この柔軟な足回りが、高速道路ではバツグンの安定性を示し、ドライバーはハンドルに軽く手を添えているだけでも矢のように直進していく。さらにワインディングロードに足を踏み入れれば、コーナーの進入で俊敏にノーズの向きを変えてくれるにもかかわらず、脱出に向けてアクセルペダルを踏み出せばエンジンのパワーが4輪に分散されて路面に伝えられるため、クルマの姿勢変化はごくわずか。高性能な後輪駆動車であれば後輪がスリップしてもおかしくないような急加速を試しても、RS6アバントであれば何ごともなかったかのように路面を捉え、エンジンパワーを着実に推進力へと変えていく。この加速感を味わえば、かつてクワトロが世界中のモータースポーツシーンを席巻できた理由をたちどころに理解できるだろう。

アウディ「RS6アバント」ラゲージ
ラゲージ容量はベースモデルのA6アバントと同様の565リッターを確保している。

これほどの高性能モデルでありながら、トランクは565リッターの大容量を確保。旅行用スーツケースであろうとスポーツギアであろうと、なんでも余裕で呑み込んでしまうはず。また、シートは手触りも滑らかなバルコナレザーで覆われている。シート形状そのものはかなりスポーティだが、キャビンを覆う素材がいずれも高品質なため、驚くほどラグジュアリーな雰囲気を楽しむことができる。

「RS6アバント」のディテールを見る(画像6枚)

<p>グロスブラックのシングルフレームグリルを採用。ドアやルーフなどを除く、外板の多くがRSモデル専用デザインとされた。</p>

グロスブラックのシングルフレームグリルを採用。ドアやルーフなどを除く、外板の多くがRSモデル専用デザインとされた。

<p>セラミックブレーキはオプション(130万円)、アルミホイールは21インチを標準に、オプションで22インチ(写真)も選択可能となっている。</p>

セラミックブレーキはオプション(130万円)、アルミホイールは21インチを標準に、オプションで22インチ(写真)も選択可能となっている。

<p>最高出力600ps/最大トルク800Nmを発生する4リッターV8ツインターボ。48Vマイルドハイブリッドやシリンダーオンデマンド(cod)を組み合わせることで、パワーだけでなく効率も高められた。</p>

最高出力600ps/最大トルク800Nmを発生する4リッターV8ツインターボ。48Vマイルドハイブリッドやシリンダーオンデマンド(cod)を組み合わせることで、パワーだけでなく効率も高められた。

<p>10.1インチと8.6インチのタッチディスプレイを備えた、最新インフォテイメントシステムを装備。</p>

10.1インチと8.6インチのタッチディスプレイを備えた、最新インフォテイメントシステムを装備。

<p>フロントにはレッドのステッチで飾られた、バルコナレザーのSスポーツシートが装着されている。</p>

フロントにはレッドのステッチで飾られた、バルコナレザーのSスポーツシートが装着されている。

<p>サイドシルに「RS6」の文字が施されている。</p>

サイドシルに「RS6」の文字が施されている。

ただ高性能なだけでなく、どこにでも出かけられ、どんな目的にも使えるアウディRSモデルは、万能性や快適性も備えた世界で唯一のウルトラハイパフォーマンスモデルといって間違いないだろう。

文/大谷達也 写真/柳田由人、AUDI AG 編集/iconic

<p>グロスブラックのシングルフレームグリルを採用。ドアやルーフなどを除く、外板の多くがRSモデル専用デザインとされた。</p>

グロスブラックのシングルフレームグリルを採用。ドアやルーフなどを除く、外板の多くがRSモデル専用デザインとされた。

<p>セラミックブレーキはオプション(130万円)、アルミホイールは21インチを標準に、オプションで22インチ(写真)も選択可能となっている。</p>

セラミックブレーキはオプション(130万円)、アルミホイールは21インチを標準に、オプションで22インチ(写真)も選択可能となっている。

<p>最高出力600ps/最大トルク800Nmを発生する4リッターV8ツインターボ。48Vマイルドハイブリッドやシリンダーオンデマンド(cod)を組み合わせることで、パワーだけでなく効率も高められた。</p>

最高出力600ps/最大トルク800Nmを発生する4リッターV8ツインターボ。48Vマイルドハイブリッドやシリンダーオンデマンド(cod)を組み合わせることで、パワーだけでなく効率も高められた。

<p>10.1インチと8.6インチのタッチディスプレイを備えた、最新インフォテイメントシステムを装備。</p>

10.1インチと8.6インチのタッチディスプレイを備えた、最新インフォテイメントシステムを装備。

<p>フロントにはレッドのステッチで飾られた、バルコナレザーのSスポーツシートが装着されている。</p>

フロントにはレッドのステッチで飾られた、バルコナレザーのSスポーツシートが装着されている。

<p>サイドシルに「RS6」の文字が施されている。</p>

サイドシルに「RS6」の文字が施されている。

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